「小学校算数/6学年」の版間の差分

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表現修正。特に「比」は小学生にとっては難しそうだったので大幅変更。
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えん筆1本の値段を<math>\Box</math>円、6本の代金を<math>\triangle</math>円として、<math>\Box</math>と<math>\triangle</math>の関係を式に表すと、<math>\Box \times 6 = \triangle</math>となります。
 
これからは、<math>\Box</math>や<math>\triangle</math>などの記号の代わりに、{{ruby|<math>x</math>|エックス}}{{ruby|<math>y</math>|ワイ}}などの文字を使うことがあります。
 
えん筆1本の値段を{{ruby|<math>x</math>|エックス}}円、6本の代金を{{ruby|<math>y</math>|ワイ}}円として、<math>x</math>と<math>y</math>の関係を式に表すと、<math>x \times 6 = y</math>となります。
111 行
あるマラソン選手が42.195kmを、2.2時間で走り終えました。この選手の速さは、時速何kmですか。
*答え
速度は42.195<math>\div</math>2.2[km/時]で求めら となります。こを計算す。答はと 19.17…となるので、およそ時速19.2 [km/時]2kmとなります。
 
=== 速さの公式 ===
123 行
(分速を求める方法と、何時間でつくか求める方法でやってみましょう)
 
{{コラム|'''いろいろな速さの単位|'''
:速さの単位で、よく使うのは、時速や分速や秒速などですが、船や飛行機の速さでは、べつの単位を使うこともあります。
 
:* ノット
142 行
 
:* マッハ
飛行機では、その飛行機の速さが、音が空気を伝わる速さである 音速 をこえている場合などには マッハ という単位を使う場合もあります。または、音速をえてなくても、音速にかなり近い場合には、マッハを使う場合があります。
 
音の速さは、温度が15℃のとき、およそ秒速340mです。この秒速340mが マッハ1 です。
 
マッハ1を秒速340mとした場合、マッハ2は秒速680mということになります。
}}
 
=== 旅人算 ===
この問題は教科書末の{{ruby|発展|はってん}}問題として出ている場合があります。
 
Aさんは時速5kmで、Bさんは時速8kmで同じ向きに歩いています。BはAの3km後を歩いています。では、BがAに追いつくのは、何時間後ですか。
161 ⟶ 162行目:
である。この間が3kmであると考えます。
 
{| style="border:2px solid greenyellow;width:80%" cellspacing=0
|style="background:greenyellow"|'''旅人算の公式(追いつく場合)'''
 
|-
'''追いつく時間=はじめの2人の間の距離÷(一方の速度ーもう一方の速度)'''
|style="padding:5px"|
'''追いつく時間=はじめの2人の間の{{ruby|距離|きょり}}÷(一方の速度ーもう一方の速度)'''
|}
 
これを使うと、
223 ⟶ 227行目:
 
ある図形を、形をかえないで小さくすることを、その図形を '''{{ruby|縮小|しゅくしょう}}する''' といいます。
たとえば右の図では、下の黒いL形を縮小して、上の青い図形にしています。
 
縮小された図を '''{{ruby|縮図|しゅくず}}'''といいます。'''「縮小図」ではないので注意してください。'''右の図では、下の黒い「L」の形を基準に考えた場合は、上の青い形のほうが縮図です。
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{{clear}}
では、もっと簡単な図形である三角形はどうでしょうか。全く同じ形でも大きさが違う{{ruby|異|こと}}なる三角形では、どのような共通の性質を持っているでしょうか。
 
[[Image:SimilarTriangles.jpg]]
 
この2つの三角形は、全く同じ形をしていますが、大きさが違います。この2つの三角形を比べると、次のことがえます。
* 角A = 角D であり、 角B = 角E であり、 角C = 角F である。
* AB:DE = BC:EF = CA:FD
<small>(「AB」は、「辺ABの長さ」をさします)</small><br>
このような三角形も拡大と縮小の関係にあります。
 
三角形ABCを基準に考えてみれば、三角形DEFは、三角形ABCを拡大したものです。
287 ⟶ 290行目:
 
=== 比を簡単にする ===
'''「比を簡単にする」'''とは、比を、同じ比の値のまま、できるだけ小さい整数の比に直すことを'''「比を{{ruby|簡単|かんたん}}にする」''' といいます。
:問題
これ15:3を簡単にしてみましょう。
たとえば、15:3
 
15と3の最大公約数は、3です。なので、3で15と3をります。
これを簡単にしてみましょう。
 
15と3の最大公約数は、3です。なので、3で15と3を割ります。
 
15:3=5:1
 
5と1には最大公約数がないので、これ以上簡単になりません。
 
では、<math>\frac{1}{3}:\frac{3}{4}</math>を簡単にしてみましょう。
:通分して、<math>\frac{1}{3}:\frac{3}{4}=\frac{4}{12}:\frac{9}{12}=4:9</math>
:とすることができます。
:また、<math>\frac{1}{3}:\frac{3}{4}</math>の比の値は <math>\frac{1}{3} \div \frac{3}{4}= \frac {4}{9}</math> です。
:これを使って 4:9 とすることもできます。
 
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比の値を使って考えてみましょう。
:ケチャップとウスターソースの比は 2:3 となります。ですから、比の値は<math>\frac{2}{3}</math>となります。ですから、ケチャップは <math>60 \times \frac{2}{3} =40</math>(mL)とればよいことになります。
:また、Bさんの枚数と全体の枚数の比は 3:5 となります。ですから、比の値は<math>\frac{3}{5}</math>となります。ですから、Bさんは<math>15 \times \frac{3}{5} =9</math>(枚)とればよいことになります。なお、15-6=9 と求めてもかまいません。
 
(2)AさんとBさんで、15{{ruby|枚|まい}}のクッキーを、Aさんの枚数とBさんの枚数の比が<math>2:3</math>になるように分けようと思います。AさんとBさんはそれぞれ何枚とればよいですか。
346 行
 
{{コラム|黄金比と白銀比|
[[w:黄金比]]とは、人が最も調和的で美しいと感じる長方形の{{ruby|縦|たて}}と横の長さの比のことです。およそ5:8で、新書判の本、トランプ、パスポート、古代ギリシアの建造物「パルテノン{{ruby|神殿|しんでん}}」などに使わみらています。
 
[[w:白銀比]]とは、古代の日本で「調和的で美しい」とされた長方形の縦と横の長さの比のことです。およそ5:7で、コピー用紙や、文庫本のサイズ、建築物では、{{ruby|法隆寺|ほうりゅうじ}}や{{ruby|五重塔|ごじゅうのとう}}などに使わみらています。
}}
 
378 行
となる。
 
グラフを見ると分かる通り、比例のグラフは両方が0になる点を通る直線になる。
なる。例えば、1つもものを買わなかった場合、それにかかる値段は当然0円である。
このことは購入にかかる代金と、購入した個数が比例しているために、
満たされている必要がある関係である。
 
*例
 
**問題
<math>y=5 \times x</math>であるような比例関係の表とグラフを作りましょう。
 
**解答
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=== 反比例 ===
面積が12cm<sup>2</sup>の長方形において、{{ruby||たて}} の長さを変えたとき、横の長さはどうなるか調べてみましょう。
{| class="wikitable"
|+ 面積が12cm<sup>2</sup>の長方形の縦の長さと横の長さ
426 ⟶ 422行目:
 
== データの調べ方 ==
下は、ウィキ小学校の6年1組の30人のソフトボール投げの結果です。
28
15
22
34
27
9
42
31
11
37
10
27
20
38
21
43
34
7
25
36
17 24 35 14 27 19 32 9 40 29