「中学数学1年 データの活用」の版間の差分

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表計算ソフトを使えば、表中の数字を、列ごとに合計したり、グラフを作ったりとか、いろいろと出来る。
 
 
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== 確率 ==
(注意)この節は2020年度以降の中学1年生の内容です。それ以前の方は読み飛ばしてかまいません。
[[画像:1000coin.GIF|thumb|コインの表が出る確率]]
100円玉を投げたとき、表面(絵が描いてある面)がどのくらい出るかを、調べてみました。
 
;実験の方法
:# 100円玉を10回投げ、そのうち何回表が出たか記録する。これを100回繰り返し、合計1000回投げる。
:# 表が出た割合を10回ごとに出す。たとえば120回投げ終わって、今までに65回表が出たなら、65 ÷ 120 = 0.541666667となる。
:# それをグラフにする。
実際にやってみた結果が右のグラフである。
 
回数が少ないうちは割合にばらつきがあるが、回数が多くなるにつれて0.5に近い値になっていることがわかる。では、0.5とは何か。0.5は分数で表すと、<math>\frac{1}{2}</math>である。これは、100円玉を2回投げるうち、1回は表が出ると期待されることを表している。つまり、2回投げれば1回は必ず表が出るということではなく、起こりそうだと期待される程度が0.5なのである。
 
このように、ある ことがら についてそれが起こると期待される程度を表す数を、その ことがら の起こる'''確率'''(かくりつ、英:probability)という。この実験の場合、「100円玉を投げて表が出る確率は0.5」と言うことができる。
 
 
また、ある ことがら が絶対に起こらないとき、その ことがら が起こる確率は 0 である。
 
ある ことがら が絶対に起こるとき、その ことがら が起こる確率は 1 である。
 
 
どんな出来事の確率も、ゼロ以上で、1以下である。つまり、確率を文字pで表すとすると、
どんな確率 p でも
:<math> 0 \leqq p \leqq 1 </math>
である。
 
確率の英語が probability だからだろうか、数式で確率をあらわす文字には、よく p が使われる。(※ 数研出版の検定教科書にも、確率の英訳で probability と書いてある。)
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