「小学校算数/6学年」の版間の差分

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:あるいは、三角形や長方形など、面積を求められる図形に形を変えておよその面積を求めることもできます。
 
=== 速さ ===
==== 速さ ====
ここでは、特に[[w:速度|速さ]]について学んでいきましょう。
例えば、ライオンが9秒間に、200mだけ走ったとします。また、キリンは、6秒間に100mだけ走ったとします。このとき、ライオンは1秒間におよそ22.2m,キリンは、1秒間におよそ16.7m走ったことになります。このように、ある時間あたりに動く{{ruby|割合|わりあい}}をさすものを'''速さ'''といます。
速さはある時間あたりの速さを表すものですから、速さは
:速さ=道のり÷時間 
:という式で、求められます。
 
{{ruby|時速|じそく}}とは、1時間あたりに進む{{ruby|距離|きょり}}で速さをあらわした、速さの単位です。
たとえば、1時間に10kmを進む自転車の速さは、時速10kmです。2時間で14kmを進んだら、時速7kmです。
 
{{ruby|分速|ふんそく}} とは、1分あたりに進む{{ruby|距離|きょり}}で速さをあらわした、速さの単位です。
たとえば、時速10kmという速さを分速になおすと
:10÷60=0.16666…
より、およそ分速0.167kmに、つまり、およそ分速167mになります。
 
{{ruby|秒速|びょうそく}} とは、1秒あたりに進む距離(きょり)で速さをあらわした、速さの単位です。
たとえば秒速15cmを分速になおすと、
:15×60=900
より、秒速15cmは、分速900cm、つまり分速9mとなります。
 
なお、「時速5km」を、「毎時5km」「5km/h」などと表すこともあります。
*問題1
あるマラソン選手が42.195kmを、2.2時間で走り終えました。この選手の速さは、時速何kmですか。
*答え
式は42.195<math>\div</math>2.2 となります。これを計算すると 19.17…となるので、およそ時速19.2kmとなります。
 
=== 速さの公式 ===
速さ=道のり÷時間 であるから
:道のりは 道のり=速さ×時間 という式で求められます。
:同じように考えてみると
:時間は 時間=道のり÷速さ という式で求められます。
* 問題2 
:(1)時速40kmで3時間走った車は、何km進みましたか。
:(2)A君は、9kmはなれたところにあるおばさんの家に、時速15kmの自転車で向かっています。何分でつきますか。
(分速を求める方法と、何時間でつくか求める方法でやってみましょう)
 
'''いろいろな速さの単位'''
:速さの単位で、よく使うのは、時速や分速や秒速などですが、船や飛行機の速さでは、べつの単位を使うこともあります。
 
:* ノット
船では ノット という {{ruby|距離|きょり}}の単位 を使うこともあります。
1ノットは、およそ時速1.852km(1852m)です。
 
船の業界には、{{ruby|海里|かいり}}という {{ruby|距離|きょり}}の単位 もあります。1海里も、約1852mです。
 
40ノットは
:1.852×40=74.08
より、40ノットは時速74kmくらいです。
 
30ノットは
:1.852×30=55.56
より、30ノットは時速56kmくらいです。
 
 
:* マッハ
飛行機では、その飛行機の速さが、音が空気を伝わる速さである 音速 をこえている場合などには マッハ という単位を使う場合もあります。または、音速をこえていなくても、音速にかなり近い場合には、マッハを使う場合があります。
 
音の速さは、温度が15℃のとき、およそ秒速340mです。この秒速340mが マッハ1 です。
 
マッハ1を秒速340mとした場合、マッハ2は秒速680mということになります。
}}
 
=== 旅人算 ===
この問題は教科書末の{{ruby|発展|はってん}}問題として出ている場合があります。
 
Aさんは時速5kmで、Bさんは時速8kmで同じ向きに歩いています。BはAの3km後を歩いています。では、BがAに追いつくのは、何時間後ですか。
 
 
つまり、図に表すと
 
  B(→時速8km)     A(→時速5km)
       
 
である。この間が3kmであると考えます。
 
{| style="border:2px solid greenyellow;width:80%" cellspacing=0
|style="background:greenyellow"|'''旅人算の公式(追いつく場合)'''
|-
|style="padding:5px"|
'''追いつく時間=はじめの2人の間の{{ruby|距離|きょり}}÷(一方の速度ーもう一方の速度)'''
|}
 
これを使うと、
 
3÷(8-5)= 1
 
つまり、追いつくのは1時間後となります。
 
== 図形 ==
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[[File:Esfericón corte triangular.png|thumb|100px|正三角形と、その対称の軸のうちの一本]]
ある直線を{{ruby|軸|じく}}として図形を折り重ねたとき、元の図形とぴったり重なる図形は '''{{ruby|線対称|せんたいしょう}}である'''といいます。
 
「対称」の「称」の字をまちがえないでください。「対象」や「対照」ではなく、「対称」です。
 
また、その折り重ねたときの軸となった直線を '''対称の軸''' といいます。
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== データの調べ方 ==
下は、ウィキ小学校の6年1組の30人のソフトボール投げの結果です。
{| style="border:1px solid #777; background-color:#ffffff; width:100%; margin:0.25em 0"
:28
| style="padding:0.25em 0.5em" |<span style="font-size:117%; color: #430">'''ソフトボール投げの結果 (m)'''</span>
:15
:28 15 22 34 27 9 42 31 11 37
:22 これを表にまとめてみましょう。
:10 27 20 38 21 43 34 7 25 36
:34
:17 24 35 14 27 19 32 9 40 29
:27  
|}
:9
:42
:31
:11
:37
:10
:27
:20
:38
:21
:43
:34
:7
:25
:36
:17
:24
:35
:14
:27
:19
:32
:9
:40
:29
 
=== {{ruby|階級|かいきゅう}} ===
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=== ドットプロット ===
 
また、このクラスで家族の人数を調べると下のようになりました。