「高等学校古文/漢詩」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎漢詩の歴史: 「詩経」に始まり、唐代が漢詩の黄金時代
→‎白楽天: 見出しを追加
68 行
白楽天の作品は早くから日本に入ってきて瞬く間に平安貴族の間に広がった。[[w:藤原公任|藤原公任]]が編集した日中漢詩の秀句・和歌集である『和漢朗詠集』は圧倒的に白楽天のものが多く引用されていることにもそれは示されている。ここでは、白楽天の影響を受けた作品や彼の作品を利用したものを見てみよう。
 
====『大鏡』====
『[[W:大鏡|大鏡]]』には[[w:菅原道真|菅原道真]]が大宰府に左遷されたときの作品『不出門』の{{ruby|頷聯|がんれん}}(三・四句目)は白楽天の『[[/香炉峰下、新卜山居、草堂初成、偶題東壁|香炉峰下、新卜山居、草堂初成、偶題東壁]]』の頷聯を踏まえていると述べられている。
 
====『枕草子』====
[[w:清少納言|清少納言]]は『[[枕草子]]』にて白楽天の作品集『白氏文集』に即した話題を二つ示している。ここでそれらを見てみよう。
:文は文集。文選。博士の申文。(一九七段)