「量子力学」の版間の差分

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但し基本的な物理量の行列が分かれば、それらの関数になっている物理量の行列は行列代数により得られる。例えば<math>sx+sy</math>という物理量に対応する行列は<math>X+Y</math>になる。その固有値は(普通の線形代数の方法で計算すると)<math>\pm\sqrt2</math> なので<math>sx+sy</math>がとりえる観測値は<math>\pm\sqrt2</math> のどちらかになる。従って扱う系で基本的な物理量(例えば位置xと運動量p)に対応する演算子が分かれば、その系の任意の物理量(基本的な物理量の関数になっている量、例えばエネルギー p^2/(2m)+V(x))が対応する行列は演算子の代数(線形代数)で分かってしまうのである。
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==== スピンの量子力学公理2 物理状態の数学的表現は複素列ベクトル=ケット、確率は固有ベクトルとの内積の絶対値自乗 ====