「小学校理科/3学年」の版間の差分
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こん虫は、体が '''頭'''・'''むね'''・'''はら'''の3つに分かれていて、むねにあしが6本ある虫のなかまです。'''はね'''も、'''むね'''についています。たとえば、チョウは4まいの、'''はね'''をもっています。草を食べるものもいれば、花のみつや木のしる('''じゅえき''')をすったり、ほかの虫を食べるしゅるいもいます。野原をすみかにするものもいれば、木や土の中(カブトムシのよう虫やアリなど)、水の中(ヤゴなど)にすんでいるものもいます。こん虫には、チョウやカブトムシなど、たまご → よう虫 → '''さなぎ''' → せい虫 のじゅんに{{Ruby|育|そだ}}つものと、カマキリ・バッタ・セミ・トンボなどさなぎにはならずに たまご → よう虫 → さなぎ → せい虫 と育つものがいます。
カブトムシ・バッタ・トンボ・セミ・チョウなどのはねは、4まいあります。トンボのはねは、4まいです。セミのはねは4まいです。こん虫の、はねの数はしゅるいによって、ちがいます。はねがないものもあります。
じめんにいる'''アリ'''も、こん虫です。アリには女王アリ(じょおうアリ)という、アリにははねがありますが、そのほかの'''はたらきアリ'''には、はねがありません。
クモやダンゴムシなどはこん虫では
[[File:Grasshopper-head.jpg|thumb|left|こん虫の、かお。]]
[[ファイル:Orthetrum albistylum speciosum 2007.07.05 16.38.31-p7050469.jpg|thumb|center|トンボも、こん虫である。]]
[[ファイル:Kabutomushi-JapaneseBeetle-July2004.jpg|center|200px|thumb|カブトムシも、こん虫です。]]
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カブトムシはさなぎになる「かんぜんへんたい」をするのに、セミはさなぎにならないで「ふかんぜんへんたい」なのですね。
;チョウ
[[ファイル:Pieris rapae total Richard Bartz.jpg|left|200px|thumb|モンシロチョウ]]
[[ファイル:Cabage blossoms.jpg|right|200px|thumb|キャベツの花]]
チョウの育ち方について学習しましょう。
キャベツの{{Ruby|葉|は}}に、黄色い小さな、1mmくらいのつぶがついていることがあります。これは、モンシロチョウがうみつけた「たまご」なのです。よう虫は、たまごからかえると、始めに、からを食べます。よう虫は、何度か皮をぬいで、どんどん大きくなります。糸を体にかけて、かわをぬぎ、さなぎになります。そして、せい虫になるのです。出てきたばかりのせい虫は、羽がのびるまで、じっとしています。
このようにチョウは、'''たまご→よう虫→さなぎ→せい虫'''のじゅんに育ちます。
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ファイル:Pieris rapae egg.JPG|たまご。
ファイル:Pieris rapae caterpillar from egg.JPG|ふ{{ruby|化|か}}したよう虫。<br>(※ふ化…たまごから生まれること。)
ファイル:ChristianBauer Pieris rapae caterpiller.jpg|よう虫。
ファイル:ChristianBauer Pieris rapae caterpiller2.jpg|さなぎ。
ファイル:ChristianBauer Pieris rapae cocoon.jpg|{{Ruby|羽化|うか}}が間近なさなぎ。せい虫のもようが、すけて見える。(※羽化…さなぎがせい虫になること。)
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たまごから、かえったばかりのモンシロチョウは、じぶんのたまごをたべます。そのあとの{{ruby|食事|しょくじ}}のエサは、キャベツの葉をたべます。だから、チョウのたまごは、キャベツの葉に、うみつけられます。チョウは、エサをしばらくたべると、しずかにとまり、{{Ruby|皮|かわ}}をぬぎはじめます。こん虫が皮をぬぐことを、'''だっ{{ruby|皮|ぴ}}'''といいます。だっ皮をするたびに、こん虫は、大きくなっていきます。
モンシロチョウのよう虫は、このように、だっ皮をします。モンシロチョウは、まず4回、だっ皮をします。そのあと、さなぎになります。
モンシロチョウは、はねが4枚です。みぎとひだりに、2まいずつ、あわせて4まいのはねを、モンシロチョウは、もっています。
せい虫になったモンシロチョウのエサは、花の'''みつ'''です。このように、こん虫は、よう虫と、せい虫とで、エサがかわる場合があります。
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== かん電池と豆電球 ==
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画像:
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:<small>しゃしんのなかにあるマッチは、大きさをくらべやすくするために、おいてあります
'''{{Ruby|豆電球|まめでんきゅう}}'''と'''かん電池'''を、どう線やどう線つきソケットを使ってつないでみましょう。
:※どう線
:電気をとおせる金ぞくの線のことです。もっている人に電気が流れないように、ビニルなどでおおわれています。電池にどう線をつけるときは、ビニルのぶぶんをはがして、つかいます。
:({{Ruby|注意|ちゅうい}})どう線をコンセントにさしこんではいけません。{{Ruby|感電|かんでん}}してしまいます。
;電池
[[File:Schnitt Alkali-Mn-Batterie.jpg|thumb|400px|かん電池の中のしくみ。(ドイツ語での、せつめい。)Plus-Polと書かれているばしょがプラスきょくです。<br>ぜったいに電池の中をあけないでください。かんたんにはあけられないしくみになってますが、もし、中をあけると、あぶないです。この絵は、せつめいのために、見せています。]]
かん電池
さて、豆電球とかん電池をつないでみましょう。どのようにすれば明かりがつくでしょうか。
:({{Ruby|注意|ちゅうい}})図のようなつなぎ方を '''ショート{{ruby|回路|かいろ}}''' といいます。かん電池やどう線があつくなってきけんなので、ぜったいにこのようなつなぎ方はしないでください。
*明かり(あかり) が つく、つなぎかた
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File:電気がつかない回路例 1.svg|あかり が つかない、つなぎかた。
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:1つの わ になるようにつなぐと、明かりがつきます。
;回路(かいろ)
電池にどう線をつなぐと、どう線の
このような電気がながれる、どう線の輪
回路がつながっているときの、かん電池とどう線の中での、電気のながれを、'''電流'''('''でんりゅう''')と
電気は、プラスきょくから出てきて、どう線を通って、
うまく、くっついて、できあがれば、電気がながれて、豆電球に、あかりがつきます。わ
あかりがつかない場合は、
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身の回りには'''電気'''
金ぞくには、'''{{Ruby|鉄|てつ}}'''
豆電球とどう線、かん電池を使ってどんな物が電気を通すか調べてみましょう。金ぞくであっても、間にペンキがぬってあったり紙をはさんだりと、あいだに電気をながせない別のものがあると、電気は通りません。
'''電気を通すものの例''':1円玉、10円玉、鉄くぎ、ねじ、アルミはく、はさみの切る{{ruby|部分|ぶぶん}}、{{ruby|針|はり}}、針金、ゼムクリップ、金ぞくせいスプーン・フォーク、{{ruby|包丁|ほうちょう}}の
'''電気を通さないものの例''':竹ものさし、プラスチックものさし、{{ruby|鏡|かがみ}}の{{ruby|表面|ひょうめん}}、ぬの、{{ruby|段|だん}}ボール、
== じしゃくのひみつ ==
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