=== 太陽の光の温度 ===
日なたは、明るくてあたたかく、日かげは、暗くつめたいです。そこで、日なたと日かげの{{ruby|温|あたた}}かさのちがいなどについて学習しましょう。まず、{{ruby|温度|おんど}}計とよぶいう温度をはかる{{ruby|道具|どうぐ}}の{{Ruby|使|つか}}い方をおぼえましょう。
[[File:Thermometer CF.svg|thumb|300px|right|左の「℃」(「どシー」)とかかれた温度計が日本で使われている温度計です。(※右のものは、アメリカ外国での使われている温度計で、日本では使わないので、間違えないで左のほうを見てください。)]]
<big>温度計</big>(おんどけい)は、'''えきだめ'''とよぶ赤いえきたいのたまっている部分にふれている土や水、空気などの温度をはかる道具です。温度計はこわれやすいため、あつかう時は、じゅうぶん気をつけましょう。 ▼
▲<big>{{Ruby|温度計 </big>(|おんどけい )}}は、'''えきだめ'''と よぶ赤色のつい たえきたいのたまっている部分にふれている土や水、空気などの温度をはかる道具です。温度計はこわれやすいため、あつかう時は、じゅうぶん気をつけましょう。
'''{{Ruby|注意|ちゅうい}}'''
* 温度計で土をほったり、かたい物にぶつけたりしない。ふりまわさない。
* つくえなどの上においたままにしない。
* つか使わない時や{{Ruby|持|も}}ち{{Ruby|運|はこ}}ぶ時は、ケースに入れる。
=== 目もりの読み方 ===
おんどをはかりはじめたら、えきが、うごかなくなるまで、まちます。えきの先が動かなくなってから、えきの先の目もりを読みましょう。0から何めもりのところに、えきの先があるかを読みます。えきの先と、目の高さを合わせましょう。温度計がななめになっている時は、温度計と直角になるようにして、えきの先の目もりを読みましょう。
温度を、紙に書記ろく時するときは、はかった温度の数のうしろに「{{Ruby|度|ど}}」(度)または <big>「{{Ruby|℃</big>(|どシー)}}」 という文字たんいを、つけたします。
このように、文字をつけたすのは、その数が、なんの数なのかを、ほかの人が見ても、わかるようにするためです。
たとえば、紙に、すうじだけが、「24」とかいてあっても、ほかの人には、その数が、24このミカンなのか、温度(おんど)が24度なのか、長さが24センチメートルなのか、ほかの人には、「24」という数だけでは、わかりません。
だから、理科では、ひつようにおうじて、数のうしろに、その数が、なにをあらわしているかを分かるようにするために、ことばをつけたします。このような、もくてきで、数のうしろにつけたしたことばを'''たんい'''(単位)といいます。
℃という単位(たんい)を書くときは、アルファベットのCの左上に、ちっちゃく丸(まる)をかいています。
=== そのほかの温度計 ===
[[画像:Koortsthermometers-AFEC-0120-Lot240901+Hartmann-0123-Lot3499.jpg|thumb|300px|電子体温計(でんし たいおんけい)]]
温度計には、ここで紹介した赤い液を読む温度計のほかにも、いろんな温度計があります。たとえば、体温をはかるのにつかわれることの多い電子体温計(でんしたいおんけい)も、温度計です。
体温計は、気温をはかるのには、'''つかえません'''。体温計で、水の温度や土の温度を、はかっては、いけません。
体温計は、体温をはかることだけに、つかえます。
{{clear}}
日なたと日かげでは、地めんの温度としめりぐあいに、大きなちがいがあります。日なたの地めんは、日光によって温められるため、温度が高くなります。日かげの地めんは、日光が当たらないため、温度はあまり高くなりません。
=== かがみでじっけんしよう ===
かがみではねかえした日光をかべなどに当てて、{{Ruby|温|あたた}}かさを調べてみましょう。こんどは、友だち人ときょう力りょくして2まいや3まいのかがみを{{Ruby|使|つか}}って、日光を1か{{ruby|所|しょ}}にあつめてじっけんしてみましょう。かがみの数が多いほど、温かく、明るくなります。じっけんのときは、
'''※ きをつけよ{{Ruby|注意|ちゅう。い}}'''
* はねかえした日光を、自分や人の顔などに当てないように、注意(ちゅうい)しましょう。
=== 虫めがねで日光を集めよう ===
[[ファイル:Magnifying glass.jpg|thumb|虫めがね]]
'''虫めがね'''('''むしめがね''')で日光を集めることができます。
虫めがねの、透明(とうめい)なところ{{Ruby|部分|ぶぶん}}を '''レンズ''' と言います。
このレンズで、光をあつめることが出きます。
みなさんもじっけんしてみましょう。じっけんをするときは、おとうさんやおかあさんに、「じっけんをする」ということを、れんらくをしてから、じっけんください。
;じっけんの、やりかた
黒い画用紙(または紙を黒くぬって、(または、黒い画用紙(がようし)をつかってもいいでしょう。)の)にそこに虫めがねをななめにしたり、近づけたり遠ざけたりしてあつめた光を当ててみましょう。
'''※ きをつけよ{{Ruby|注意|ちゅう。い}}'''
* '''虫めがねをつかって{{ruby|太陽(|たいよう)}}を見てはいけません。'''目が見えなくなることがあります。
* 虫めがねは、つかいおわったら、ケースなどに、もどして、光があたらないようにしよう。そのまま外にだしておくと、あつめた光で、まわりのものが、あつくなって、もえてしまうことがあります。
== おものの重さ ==
あなたは、いろんなものを、もったことがあるとして、これから、おはなしをします。もし、あなたが、病気(びょうき)やケガで、ものをもてないのだとしたら、ともだちや先生(せんせい)にてつだってもらいましょう。
;おもさ
手(て)に、ものをもったとき、もちあげやすいものと、そうではないものとがあったとおもいます。おなじくらいの大きさでも、紙(かみ)や木(き)でできたものを、もちあげるときと、鉄(てつ)などの金ぞくでできたものをもちあげる時(とき)とでは、おもさのかんじかたがちがったと思います。
このように、おもさは大きさとは、ちがいます。おなじ大きさの木材(もくざい)と鉄(てつ)だったら、鉄のほうが、おもいです。おなじ大きさなら、木材(もくざい)は、鉄(てつ)よりも、軽いです。
もののおもさの、かんじかたは、ひとによってちがうかもしれません。
たとえば、あなたにとって、おもくて、もちあげられない物(もの)でも、おとなの人ならば、かんたんにもちあげてしまうかもしれません。
[[File:Weegschaal1.jpg|thumb|right|200px|おもさはかり。<br>※ このしゃしんのはかりは、外国のはかりなので、数のとり方が、日本とはちがっているかもしれません。かたちを参考にしてください。]]
だから、理科(りか)では、みんなが重さ(おもさ)を分はかるようにときは、'''はかり'''などの{{Ruby|道具(|どうぐ)}}を{{ruby|使|つかって、おもさを、はかり}}います。
はかりをつかうときは、{{Ruby|皿(|さら)}}の上に、はかりたい{{Ruby|物(|もの)}}を、のせます。
さらに、のっかった物の重さ(おもさ)のぶんだけ、はかりの'''はり'''がうごきます。はりが、さしている目もりをよんで、おもさを、しらべます。
おもさを書くには、はかった数のうしろに「{{ruby|g|グラム}}」という単位(たんい)を書きます。
このように、ことばをつけたすのは、その数が、なんの数なのかを、ほかの人が見ても、わかるようにするためです。
たとえば、すうじだけが、「30」とかいてあっても、ほかの人には、その数が、30このリンゴなのか、温度(おんど)が30度なのか、おもさが30gなのか、長さが30cmなのか、ほかの人には、「30」という数だけでは、わかりません。
だから、理科では、ひつようにおうじて、数のうしろに、その数が、なにをあらわしているかを分かるようにするために、ことばをつけたします。このような、もくてきで、数のうしろにつけたしたことばを'''たんい'''(単位)といいます。
1000gのことを、1'''{{ruby|kg|キログラム}}'''といいます。
たとえば3000グラム3000gは3キログラム3kgです。
おもさのたんいは、日本では、'''g'''や'''kg'''などがあります。せかいじゅうの多くの国が、おもさのたんいに、gとkgをつかっています。 ▼
;おもさのせいしつ
がっこうの「ずがこうさく」のじゅぎょうで、「ねんど」などをつかったことがあるとおもいます。その「ねんど」のおもさをはかってみましょう。
よういするものは、'''ねんど'''のほかに、「'''おもさはかり'''」と、はかりの皿(さら)とねんどをくっつかないようにするための紙('''かみ''')が一枚(いちまい)と、はかったおもさをメモしておくためのメモ用紙('''メモようし''')などです。
どうぐを用意(ようい)するときは、大人のひとに、れんらくをして、「かりても、いいですか」ときいてから、「かりても、いいよ」といわれてから、かりてきてください。
おうちの人からかりるばあいは、おうちの大人の人に、れんらくをして、かしてもらってください。れんらくせずに、かってに、だまって、もちだしたら、ダメですよ。
学校のものをかりる場合も、担任(たんにん)の先生(せんせい)や、理科(りか)の先生に、れんらくをして、「かりても、いいよ」などといわれてから、かりてください。
がっこうの理科室(りかしつ)には、あぶない物(もの)もおいてあります。なので、かってに理科室から、物をもちだしたらダメです。
それに、学校のものは、みんなのものなので、あなたが、かってにもちだすと、ほかのみんなが、こまってしまいます。
まず、ねんどがはいったケースから、ねんどをいくらかとりだして、「おだんご」を1こ、つくって、そのおもさを、はかってみましょう。皿(さら)にねんどがつくと、あらうのがたいへんなので、紙(かみ)を一枚(いちまい)もらってきて、皿の上に、しきましょう。あまり、だんごが小さすぎると、はかりづらいです。
まず、だんごを一つ、つくって、そのおもさを、はかります。
はかったおもさのけっかのグラムは、ほかの紙に書いて、わすれないようにしてください。
つぎに、そのだんごを、まだケースにはもどさず、だんごのかたちをかえます。かたちをかえたら、おもさは、どうなるでしょうか。
ケースのなかのねんどは、つけたしたらダメですよ。
かたちをかえただんごを、おもさはかりで、はかってみましょう。そして、はかったけっかを、メモに書いておいた、前(まえ)のかたちのおもさと、くらべてみましょう。
ねんどのかたちをかえても、おもさは、かわらなかったとおもいます。
(※ もし、おもさがかわったとしても、メモようしには、はかったままのおもさを書いてください。けっして,はかったことのないウソのおもさを、メモには書かないでください。
そして、おもさが変わった理由(りゆう)を、かんがえてみたり、お母さんなどの大人の人に、きいてください。)
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((こどもは、このカッコの中の「※」を、読まなくていいです。もし、おもさがかわったときに、大人のひとにきくときに、このカッコの中を読んでもらってください。
:※ 保護者のかたなどへ・・・ 一般には、形を変えても重さは変わりません。ですが、はかりの、種類によっては、物を乗っけた場所によって、すこしだけ数値が変わることがあります。物を乗っけ直した時に、位置が変わる場合がありますし、このため重さがかわったのかもしれません。ほかにも、ねんどのじっけんでは、手や紙に粘土がつくので、そのおもさのぶんだけ、結果が変わったのかもしれません。))
かたちをかえるだけでなく、向き(むき)をかえて、おもさをはかってみましょう。向きがわかりづらかったら、かたちをかえて、むきをわかりやすいかたちにしてください。
むきをかえても、おもさはかわらなかったとおもいます。
他にも、ねんどを分けてみよう。だんごを2個にわけて、おもさをはかってみよう。どうなるでしょうか。
▲おも重さのたんいは、日本では、'''g'''や'''kg'''などがあります。 {{ruby|世界中|せかいじゅう }}の多くの国が、おもさのたんいに、gとkgをつかっています。
2個にわけただんごを、ふたつとも皿の紙の上にのせて、まとめて、はかってみてください。
;形と重さ
ふたつ、まとめて、はかったときのおもさは、まえの1個だったときのおもさと、かわらないはずだとおもいます。
ねんどを丸い形
=== いろいろなものの重さ ===
'''同じ大きさで同じ体せきの'''、木、プラスチック、アルミニウム、鉄などを使って、{{Ruby|重|おも}}さをくらべてみましょう。
:同じ体{{ruby|積|せき}}では、重いじゅんに 鉄、アルミニウム、プラスチック、木 となっています。 ▼
▲:同じ体木・プラスチック・アルミニウム・{{ rubyRuby| 積鉄| せきてつ}} の重さは、同じ体積では、重いじゅんに 鉄、アルミニウム、プラスチック、木 となっています。
じっけんにつかったどうぐは、かしてくれたひとに「ありがとうございました」という、お礼(おれい)を言ってから、キチンとかえしにいってくださいね。
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