「小学校理科/3学年」の版間の差分

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はかりをつかうときは、{{Ruby|皿|さら}}の上に、はかりたい{{Ruby|物|もの}}を、のせます。
さらに、のっかった物の重さ(おもさ)のぶんだけ、はかりの'''はり'''がうごきます。はりが、さしている目もりをよんで、おもさを、しらべます。
 
重さのたんいには、'''g'''や'''kg'''などがあります。
おもさを書くには、はかった数のうしろに「{{ruby|g|グラム}}」というたんいを書きます。
 
1000gのことを、1'''{{ruby|kg|キログラム}}'''といいます。
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たとえば3000gは3kgです。
 
重さのたんいは、日本では、'''g'''や'''kg'''などがあります。{{ruby|世界中|せかいじゅう}}の多くの国が、おもさのたんいに、gとkgをつかっています。
 
;形と重さ
ねんどをろいろな形にかえたり、小さく分けたりしてみましょう。それの{{ruby|重|おも}}さをはかってみましょう。次に、そいろいろな形にかえたり、小さく分けたりしてもその重さは変わりません。
 
(大人の方へ)重さが変わった場合は、皮膚(指紋)などに油がついていた可能性があります。
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木・プラスチック・アルミニウム・{{Ruby|鉄|てつ}}の重さは、同じ体積では、重いじゅんに 鉄、アルミニウム、プラスチック、木 となっています。
 
{{clear}}
 
== 気温(きおん) ==
=== 気温の、はかり方 ===
[[ファイル:Clinical thermometer 38.7.JPG|thumb|300px|温度計(おんどけい)]]
{{Ruby|気温|きおん}}とは、空気(くうき)の温度(おんど)のことです。気温(きおん)をはかるには <big>温度計</big>(おんどけい) をつかいます。
 
じつは、地面(じめん)からの距離(きょり)によって、温度はかわります。だから、気温をはかるときは、高さ(たかさ)をきめるひつようが、あります。高さは、だいたい、高さは1.2m(メートル)から1.5m(メートル)くらいの高さが、気温をはかるときの高さです。
 
こうやって、高さをきめておかないと、もしも、ほかの人が、はかったときの温度と、くらべることができなくなって、こまります。
 
 
いっぱんに、地面にちかい場所は、太陽からの光によって、あたためられているので、地面に近づくほど、温度が高いです。
 
「1.2m(メートル)から1.5m(メートル)の、30cmの高さのちがいで、気温はちがわないの?」と、思うかもしれませんが、小学生は、気にしないで、大丈夫です。
 
 
 
温度をかえるものは、<big>直しゃ日光</big>(ちょくしゃ にっこう)が、あたっているか、あたっていないかでも、温度は、かわります。なので、気温をはかる場合は、どちらかにきめるひつようがありますね。
 
理科では、気温をはかるときは、「ひかげ」(日陰)ではかる、つまり、直しゃ日光が当たらない場所ではかる、というふうに決めています。
 
さらに、おなじ日かげでも、ドアやまど(窓)をしめた部屋(へや)の中のように、そとからの風(かぜ)がふかないところと、ドアや窓をあけた部屋とでは、温度はちがいますよね。風通しの少ない場所では、温度は、変化しやすくなります。いっぽう、風通しのよいところは、まわりの平均的(へいきんてき)な気温に、ちかくなります。
 
だから、外からの風がふく、風通し(かぜとおし)のよい場所で、気温をはかると、理科では、きめています。
 
気温のはかりかたを、つぎの文(ぶん)に、まとめます。
 
;気温の、はかりかたの、きまり
* 風通し(かぜとおし)の良い場所で、気温を、はかる。
* 地面からの高さは、1.2m(メートル)から1.5mの高さで、気温をはかる。
* 直しゃ日光(ちょくしゃにっこう)の当たらない、日かげで、気温をはかる。
 
です。
 
そのほか、気温にかぎらず、温度計をつかうときの、はかりかたとして、
* 温度計に、息(いき)を、ふきかけてはいけません。
* 液だめ(「えきだめ」、・・・温度計の下のほうにある、赤い、ふくらんだ部分です。)、液だめに、さわっては、いけません。液だめに、息をふきかけても、いけません。
 
=== 百葉箱(ひゃくようばこ) ===
[[File:Stevenson screen in Ikuta Wooded Area.jpg|thumb|300px|百葉箱(ひゃくようばこ)]]
 
気温をはかるばあいに、正しい方法で、はかりやすいように、<big>百葉箱</big>('''ひゃくようばこ''')を、つかってはかる場合があります。
 
百葉箱は、つぎのような、しくみになっています。
 
* 屋根(やね)が、ついている。 ・・・ 日光(にっこう)をさえぎり、日かげを、つくるために、屋根が、ついています。
* 色は、白い。 ・・・ 日光を、反射(はんしゃ)するためです。
* よろい戸(よろいど)になっていて、板のすき間が、あいている。 ・・・ すきまは、風通し(かぜとおし)をよくするためです。(もし読者が、「よろい戸」という言葉を知らなければ、いまここで、知っちゃってください。「よろい戸」とは、ナナメに細長い板が、何枚も付いているトビラです。)
* 百葉箱の高さは、中にある温度計の液だめが、1.2mから1.5mになるように、工夫されています。
* なるべく広い場所に作られている。 ・・・ まわりの、たてものなどによる影響(えいきょう)を、なくしたいからです。
* とびらの方角は、北(きた)に向いています。 ・・・ 太陽の直射日光が、入らないようにするための、工夫です。太陽は、東から登って、南で高くなり、西にしずむのでしたね。
* 地面は、ふつうは、草が生えた芝生(しばふ)です。 ・・・ 日光の照り返し(てりかえし)や、地面からの熱(ねつ)の影響(えいきょう)を、少なくするためです。
 
 
このほか、百葉箱の足の本数は、ふつうは4本で、地面とのすきまを設けています。
 
 
[[ファイル:Stevenson screen interior.JPG|thumb|left|300px|百葉箱の中には、温度計などがある。]]
 
{{clear}}