「経済学/経済とは何か/価格と需要と供給の関係」の版間の差分

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しかしさらにもう 1 個、4 個目のリンゴを購入したときの限界的なメリットが 50 円だとしたらどうだろうか。
限界的なコストよりも得られる満足度は低いから、買うのは損。つまり、家計にとってはリンゴ 100 円で 3 個まで購入し、4 個目は購入しないのが最も望ましい消費行動ということになる。
 
===価格があがると需要は下がる===
 
それでは、リンゴの価格が 200 円に上昇した場合、消費行動にはどのような影響がでるだろうか。
価格が 200 円に上がれば、限界コストも 200 円に上昇する。したがって、2 個目ですでに限界メリットよりも高くなり、家計にとっては損することになる。
リンゴの価格が 200 円に上がった場合、リンゴの購入は 1 個までに抑えたほうがいいことになる。
 
このように消費行動を分析すると、リンゴの価格が上昇すると限界コストが上昇するので、リンゴの需要は減少すると予想できる。
こうした価格と購入したい量(需要量)との組み合わせを、縦軸に価格、横軸に数量を取る図で表したのが需要曲線である。
 
===[[アルフレッド・マーシャル]]===
新古典派を代表する英経済学者。我々が現在もよく目にする供給需要曲線の形式は、彼によって確立されたもの。
ケインズやピグーを育てた師匠でもある。