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もはやゲーム業界は「産業のエンジン役」ではない
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ゲーム制作に限らず、創作活動をする場合、けっして手段と目的とを、混同しないようにしましょう。
 
 
=== もはやゲーム業界は「産業のエンジン役」ではない ===
かつて、ゲーム産業が、日本のIT産業やデジタル家電産業の中心的・牽引(けんいん)役の産業の時代がありました。「牽引」(けんいん)というのは、他の重い物を引っ張っていくという意味です。(産業の「エンジン」役みたいに言う場合もあります。)
 
プレステ2くらいまでの時代は、経済評論誌などでも、ゲーム産業がそう牽引役として経済界からも期待されていました。ソニーが国産CPUをプレステ2〜3に搭載したり、とかの時代です。
 
ですが、2020年代の今は違います。結局、2020年代のゲーム機に使われてる技術や部品は、パソコン用の部品や技術の流用になっています。ゲーム機のCPUも、今やインテルなどのパソコン用CPUをゲーム機でも使っています。
 
もはや現代は、ゲーム業界は産業のエンジンではないのです。
 
 
なので、もし今、アナタがなにか新しい技術に興味があるなら、ゲームにこだわらず、直接的にその技術を勉強したり改良したりしたほうが近道です。
 
たとえば、インターネット技術を使って何か新しい技術をしたいなら、ゲームを作るよりもwebアプリやサーバーwebサービスを作るなどを作るべきだし、目的のネットワーク用ソフトウェアをそのまま制作したほうが早いし確実です。
 
古い経済知識の先入観にとらわれず、無理にゲーム制作にこだわらずに、経済知識とゲーム業界知識をアップデートして、本当に自分はゲーム制作すべきか否かを少し考えてましょう。