「Go/変数」の版間の差分

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「単精度」および「倍精度」という言い方について
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Go言語はコードの見た目がなんとなく JavaScript っぽいので、ついつい、整数に小数を足したりしがちですが、しかしGo言語では、型変換して型を浮動小数に合わせないかぎり、エラーになります。
 
==== 「単精度」および「倍精度」という言い方 ====
float32とfloat64について、文献によっては「単精度」および「倍精度」という言い方をしているものがあるが(32ビットを基準に「単精度」とし、64ビットを「倍精度」と呼んでいる)、しかしこの言い方は、多くのC言語コンパイラなどに残っている言い方ではあるが、しかし歴史的な経緯による呼び方であり、あまり論理的な普遍性が無い。
 
事実、C言語コンパイラの多くでは64ビット浮動小数のことを「double」型と呼んでおり32ビット浮動小数だけ「float」型と呼んでいるのにかかわらず、しかしGo言語はこういった呼び方をやめ「float32」および「float64」というように、Go言語ではビット数に関わらずfloatで統一している。そもそも、64ビットだろうが浮動小数点計算であるのだから、Go言語での浮動小数点の分類のほうが合理的ではある。
 
「単精度」「倍精度」などは国際規格で1980年代に定められたIEEE 754に定められている言い方ではあるが、(IEEE 754の2000年以降にも されてはいるが)1980年代の古い発想に基づく規格であり、上述のような理由により今後は避けたほうが無難だろう。