「経済学/経済とは何か/家計の消費」の版間の差分

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つまり限界効用はプラスであり、その財の消費とともに次第に減少していくといえるのである。
これを経済学では、限界効用逓減の法則という。「逓減」というのは普段まず使わない言葉であるが、要は「だんだんと減る」ということである。
 
===ビール 1 杯目の満足度は、だんだん減っていく===
 
この法則は、皆さんもきっと日常生活でよく感じるのではないだろうか。
 
例えば、仕事帰りの居酒屋で、まずはよく冷えたビールで乾杯。きっと信じられないくらいとてもおいしく感じるだろう。
しかし、2 杯目、3 杯目とお代わりをしていくと、最初の 1 杯目ほどのおいしさは感じなくなってくるだろう。
それで、だんだんチューハイを頼んだり、ハイボールを頼んだりするはず(なかには乾杯からお開きまでビール一筋という無類のビール党の方もいるが……)。
 
なお、限界効用が低下しても、その財を消費することが得られる満足度の全体量は増加している。つまり、消費量の増加とともに効用水準自体は増大する。
限界効用は、効用が増えるスピードについての概念で、限界効用が小さくなると効用が拡大するテンポは小さくなるが、必ずしも効用全体の量が低下することを意味しない。
 
===リンゴとミカンで考える家計の効用最大化===
 
それでは家計の効用最大化行動を、ある予算制約の範囲内でリンゴとミカンという二つの財をどう購入するかという配分問題で考えてみよう。
おさらいになるが、家計にとって効用が最大になるのは、限界メリットと限界デメリットの均衡点であった。
つまり消費の主体的な均衡点は、選択対象となっているものを追加的に拡大したときの追加的なメリットと追加的なデメリットが一致する点に求められる。
 
リンゴの消費量が増加すれば、効用水準も増加する。そして、効用の増加のスピード(=限界効用・効用の微分)はプラスになるが、消費量が大きいほどそのスピードは小さくなる。