「経済学/経済とは何か/家計の消費」の版間の差分

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116.206.228.203 (トーク) による版 163436 を取り消し [http://miyabi-lifestyle.hateblo.jp/entry/2015/11/05/234606]と強い一致
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M 削除依頼が提出された記事は編集してはならないことを示す明文化されたルールは存在しない状況で、あなたの著作権侵害疑義に対する対応としての次の二種類すなわち①削除依頼の提出と②侵害部分の削除、の二種類を主観的恣意的に選択して適応する行為は、第三者からは一貫性が貫徹されておらず不可解に観察されます。もう一度繰り返すと「削除依頼が提出された記事の編集は禁止されている」ことを規定したルールはないので、前述の二種類の対応①あるいは②のいずれか一種類のみを採用するべきと考えます。一貫性の貫徹しない「そのときの気分で対応を選択する」態度は第三者からは不誠実な行為に見えます。
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つまり限界効用はプラスであり、その財の消費とともに次第に減少していくといえるのである。
これを経済学では、限界効用逓減の法則という。「逓減」というのは普段まず使わない言葉であるが、要は「だんだんと減る」ということである。
 
===ビール 1 杯目の満足度は、だんだん減っていく===
 
この法則は、皆さんもきっと日常生活でよく感じるのではないだろうか。
 
例えば、仕事帰りの居酒屋で、まずはよく冷えたビールで乾杯。きっと信じられないくらいとてもおいしく感じるだろう。
しかし、2 杯目、3 杯目とお代わりをしていくと、最初の 1 杯目ほどのおいしさは感じなくなってくるだろう。
それで、だんだんチューハイを頼んだり、ハイボールを頼んだりするはず(なかには乾杯からお開きまでビール一筋という無類のビール党の方もいるが……)。
 
なお、限界効用が低下しても、その財を消費することが得られる満足度の全体量は増加している。つまり、消費量の増加とともに効用水準自体は増大する。
限界効用は、効用が増えるスピードについての概念で、限界効用が小さくなると効用が拡大するテンポは小さくなるが、必ずしも効用全体の量が低下することを意味しない。
 
===リンゴとミカンで考える家計の効用最大化===
 
それでは家計の効用最大化行動を、ある予算制約の範囲内でリンゴとミカンという二つの財をどう購入するかという配分問題で考えてみよう。
おさらいになるが、家計にとって効用が最大になるのは、限界メリットと限界デメリットの均衡点であった。
つまり消費の主体的な均衡点は、選択対象となっているものを追加的に拡大したときの追加的なメリットと追加的なデメリットが一致する点に求められる。
 
リンゴの消費量が増加すれば、効用水準も増加する。そして、効用の増加のスピード(=限界効用・効用の微分)はプラスになるが、消費量が大きいほどそのスピードは小さくなる。
リンゴの消費から得られる効用曲線は右上がりですが、その傾き(=限界効用=効用の微分)はだんだんと小さくなる。
つまり限界効用は逓減する(限界効用逓減の法則)。
 
リンゴの消費を 1 単位拡大することの追加的なメリットは、リンゴの消費から得られる限界効用である。
限界効用は逓減しますから、追加的なメリットもリンゴの消費とともに減少する。
限界メリット曲線は右下がりの曲線となる。
 
一方でリンゴの消費の限界的なデメリットは、リンゴの消費を拡大することで他の財・サービスの購入に回す資金量が減少することである。
リンゴの価格が 1 個 100 円とすれば、もう 1 個追加にリンゴを購入すれば、他の財・サービスに回せる資金が 100 円少なくなる。
だから、限界デメリットはリンゴの価格と同じになる。限界デメリット曲線はリンゴの市場価格で与えられ、水平となる。
 
主体的な均衡点(最適な消費を決める点)は、限界メリット曲線と限界デメリット曲線との交点である。
交点より左側では、リンゴを追加的に購入するメリットの方がデメリットよりも大きいから、リンゴの購入を拡大することが望ましい。
逆に交点の右側では、リンゴの購入の追加的拡大のデメリットのほうがメリットよりも大きいため、リンゴの購入を減らす方が望ましいことになる。