「ウェブユニバーサルデザイン/読み上げ」の版間の差分

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このページ ([[{{PAGENAME}}]]) では、聴覚に障碍をお持ちの方などに有用な読み上げへの対応をこれまでの歴史なども{{Ruby|交|まじ|えて}}解説します。
 
== 誰がために ==
単に「読み上げ」と聞くと、視覚障碍者だけに向けたものに思われがちですが、他にも肢体や知覚などに障碍を持ちページをめくることが難しい人などにも有用ですし、障碍のない人も聴き流しができるため、近年急速に広まりつつあります。
 
== 現在までの歴史 ==
1970年代、日本が全体的に裕福になりつつあったなかで、障碍者への配慮の重要性が広く知られるようになりました。さらに、1980年代から1990年代にかけて、インターネットやデジタル技術が進歩するなかで、従来の対面読書やカセットテープ録音といった手間がかかる方法に代わる手段が模索されるようになります。2010年に改正著作権法が施行され、著作権者に許可を得ずにテキストデータや録音図書などを提供できるようになり、同じ{{Ruby|年|とし}}に定められた「図書館の障害(原文ママ)者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」において、視覚障碍以外の肢体障碍や知覚障害などを持つ方にも図書館の判断で複製した物を提供できるようになり、2013年には日本で電子書籍を提供するサービスが次々に始まったことから、「(日本の)電子書籍{{Ruby|元年|がんねん}}」と呼ばれました。しかし、この際にこれらのサービスが乱立し、「共倒れ」を起こしたことから、現在はサービスの統廃合が進められ、海外発祥のサービスが広く利用されています。
 
これらの海外発祥のサービスは、それまで日本にあった「電子書籍は実際に印刷した本の補助的役割」という考え方ではありませんでした。それまで電子書籍は紙の書籍と同じ販売額で売られ、紙の書籍が住んでいる地域などの理由で買えない人向けでしたが、海外発祥のサービスは、紙やインクなどに充てていた分、輸送費に充てていた分の料金が不要である分、これらをカットすることでより安価に販売しました。さらに、日本に乱立したサービスはまだ新しく、システム上の問題があっただけでなく、各々が独自の規格を採用し、障碍者への対応も遅れていました。
 
== 海外との違い ==
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読み上げソフトや機能 (以下、「読み上げソフト」と表記) はまだ改善すべき点が多く、あまり知られていない読み方は避ける必要があります。
 
さらに、これらの読み上げソフトはメディアの内容は読み上げられませんので、「右の画像に書かれているように」といった表現は避けるべきでしょう。この場合、「右の画像のグラフのAは…」といった内容が分かる表現にすべきでしょう。加えて、読み上げとは関係ないことではありますが、スマートフォンなどに対応したウェブサイトではメディアの位置がパソコンでの閲覧の際と異なる場合も多いです。実際に確認し、「右もしくは上の…」といった表現が望ましいです。
 
画像の説明を画像につける場合、画像が読まれない (読めない) のに説明だけ読まれてしまうことがあります。例を挙げると、ある人物の説明でその人物の肖像画などを表示させ、人物名を説明に書いておいても、いきなり人物名が読まれ、聴者に混乱をもたらすケースがあります。これを防ぐためには、以下の方法が考えられます。
* 画像の説明を読まない
* 読まれる場合に限って「~の画像」などと付け加える
しかし、上記の方法はいずれも読み上げソフトに読ませる部分を指定するということが必要ですが、そのようなことは2020年現在これを実現する技術がなく、実行は困難です。
 
=== 本文だけではない ===
当然ながら、きちんと体裁を整えて書くことが重要です。この際に、ページを生成している言語を最大限活用して書く必要があります。見出しを太字などでつくるのではなく、言語に搭載された見出しの作り方で書きましょう。例として、ウェブページに良く用いられているHTMLでは、{{Code|<nowiki><h1></nowiki>}}で見出しが生成できることを挙げておきます。詳細はそれぞれの言語の教科書を確認しましょう。閑話休題。なぜこれら言語の活用が重要かというと、例えば「見出しだけ読む」を実行する際に、太字で作った見出しは見出しと認識されないからです。「見出しだけ読む」を使って読みたい章のみを読む方もいらっしゃるので、確認が重要です。
 
== 参考文献類 ==
*
 
== 註釈 ==
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