「高等学校理科 生物基礎/ホルモンによる体内環境の調節」の版間の差分

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(※ 範囲外 :) 糖尿病患者でない正常者でも、食後には尿中に糖が排出されるが、これは健康な反応である<ref>無痛症の参考文献 :『やさしい生理学 第7版』、南江堂、2019年 5月20日 第7版 第2刷、105ページ </ref>。
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* 糖尿病 (※ 高校の範囲'''内''')
いっぽう、病気により血糖値が常に200mgを越えると、'''糖尿病'''(とうにょうびょう、diabetes mellitus)という病気だと判断される。<ref>文部科学省『高等学校用 疾病と看護』教育出版、平成25年発行、P.51</ref>
(※ 200mgの数値は高校の範囲外だが、糖尿病については高校理科の範囲内、東京書籍や<ref>浅島誠『生物基礎』東京書籍、平成26年2月発行、P.108</ref>、第一学習社など。
 
糖尿病とは、すい臓からインスリンが、うまくは分泌されなくなってしまった病気である。インスリンが細胞と結合すると、グルコースを消費させる。しかし、インスリン分泌がうまくいかないと、この消費がなくなってしまい、その結果、グルコースが余る。
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血糖値をあげるホルモンの種類は多く仕組みも複雑である。しかし、血糖値を下げるホルモンはインスリンのみしか今のところ知られておらず、また仕組みも単純である。この事から、動物は、飢餓に適応して、血糖値の調節の機構を進化させてきたと考えられている。飽食の時代よりも、飢餓の時代のほうが、圧倒的に多かったのだろうと考えられている。
 
 
:(※ 範囲外 :) 糖尿病患者でない正常者でも、食後には尿中に糖が排出されるが、これは健康な反応である<ref>無痛症の参考文献 :『やさしい生理学 第7版』、南江堂、2019年 5月20日 第7版 第2刷、105ページ </ref>。
 
 
===== 体温の調節 =====
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体温の調節は、ホルモンや自律神経が行っている。体温調節の中枢のある場所は、間脳の視床下部にある。
 
* 体温が低下した場合
寒さによって体温が低下すると、間脳の視床下部が働く。
視床下部は、交感神経やホルモンによって、肝臓や筋肉の代謝を促進し、発熱量を増加させる。