「高等学校保健体育保健/精神の健康」の版間の差分

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アルコール依存症の記憶障害
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なので、ためしにネットで「統合失調症」の説明を調べてみると「統合失調症の結果、怒りやすくなることがある」という説明もある一方で、「統合失調症の結果、落ち込んで行動力の無くなることがある」という対立するような説明すらあるような状況ですらある。
 
 
なお、さきほどの「幻覚が見える」と書いたかもしれないが(版によって有無の違う場合あり)、医学的には「幻視」(げんし)という。
 
幻覚の「覚」の字は、感覚の「覚」の字なので、視覚の「幻視」以外にも聴覚の「幻聴」などであっても、医学的には、「幻視」「幻聴」ともに「幻覚」という。
 
読者は中学の理科で、人間の五感を習い、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚を習ったハズである。
 
 
学術的には、五感のうちの4つの感覚に対応した「幻覚」として、「幻視」、「幻聴」、「幻嗅」(げんきゅう)、「幻味」(げんみ)などの用語もあるが、高校生ではせいぜい、幻視と幻聴だけ知っていれば十分だろう。
 
:※ ワープロソフトなどで漢字変換しても、幻視と幻聴は変換で出てくるが、嗅覚と味覚の幻覚のほうは変換に出てこない。
 
 
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ともかく分類上は認知症も精神疾患に含まれるので、なので、もし議論などで「日本で精神疾患の件数が増えている」などの主張があっても、それだけでは単に高齢化による認知症の増加と区別がつかないので、言葉の字面のイメージだけを鵜吞みにせずに気をつける必要があり、統計の詳細を吟味して、議論などの際には認知症の件数を除外した場合の統計なども調べる・調べさせる必要がある。
 
 
;記憶障害
高齢者の認知症に限らず、記憶障害もまた、精神疾患に含まれる。
 
なお、認知症は、症状の初期では、基本的に新しい事を覚えるのが苦手になるが、すでに覚えていることは比較的に保たれやすい。
 
 
アルコール依存症なども、記憶力の低下をもたらしたり、事実でない事を事実・体験と錯覚する症状がある。(コルサコフ症候群といいうものとの関連が指摘されている)。こういったアルコール依存症などの記憶紹介の症状も、精神疾患として分類される場合もある。