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難題の解決法にはリアリティが必要
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(必要なテストプレイの回数) ∝ (ゲーム中の重大な選択肢の数) × (難易度の高さ)
でしょうか。
 
== 各論 ==
=== 難題の解決法にはリアリティが必要 ===
プレイヤーになんらかのプレイ技能を必要とする難題の解決を要求したい場合、ゲーム中での難題の解決法はなるべく、リアリティのある解決法である必要があります。
 
難題の解決法がもしリアルティに欠ける解決法だと、プレイヤーはゲームのやる気を無くす原因になり、そこでゲームのプレイ放棄をしかねません。
 
 
難題の例として、たとえば、ファンタジーRPGの剣と魔法の世界で、闇の即死魔法を使ってくる敵が多いステージがあったとしましょう。
 
この場合、よくあるフリーRPGでは、戦闘中に即死魔法を防ぐ装備品などを入手して装備するというスキルを要求します。
 
ファンタジー世界ならば、そういう闇の魔法やら即死魔法などがある事自体は仕方無いとしても、問題はその即死魔法を防ぐための解決方法です。
 
 
もしそのゲームの戦闘において、即死魔法を防げる特殊効果のある装備品が、たとえば『生命の鎧』みたいな金属製の鎧だったら構いません。ですが、もし『生命の服』みたいな名前の木綿や絹(きぬ)の服だったら、そこでプレイヤーがやる気をなくす原因になりかねません。
 
なぜかというと、剣を使って殺し合いをしている戦闘中に、中世風の世界の鎧ではなく、わざわざ服に着替えて出向くなんて、ありえないからです。(普通のRPGでは、銅の防具の 重ね着(かさねぎ)はできないのが普通。)
 
普段は金属の鉄の鎧を装備して戦っている戦士に、その闇の魔法のダンジョンでだけ服に着替えさせるのは、著しくリアリティに欠けます。
 
もしクラス「魔法使い」みたいに金属鎧を装備できないキャラクターがいるゲームシステムの場合なら、『生命の腕輪』とか『生命の首飾り』とか、そういう軽そうな装飾品の装備にしておいて、戦士は鎧や兜(かぶと)を装備したままでも構わないようにしましょう。
 
== 参考文献・脚注など ==