「薬理学/感染症の治療薬」の版間の差分

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しかし、セファロスポリン系第一世代薬はセファロスポリナーゼ<ref>『標準薬理学』、P425 </ref>(セファロスポリナーゼ型β-ラクタマーゼ<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref>)という酵素によって分解されてしまう。緑膿菌はセファロスポリナーゼをもつので、第一世代セフェム系は緑膿菌には無効。
 
 
なお、セファロチンやセファゾリンは注射用。経口用はセファレキシン、セファクロル<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref><ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>。
 
* 第二世代セフェム系
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しかし、緑膿菌には第二世代は無効である<ref>『標準薬理学』、P425 </ref>。
 
セフォチアムは注射用。経口用はセフォチアムヘキセチル<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref><ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>。。
 
 
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グラム陽性菌に対する抗菌作用は低下しているのが普通<ref>『標準薬理学』、P425 </ref><ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref>。
黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用は低下している<ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>。(黄色ブドウ球菌はグラム陽性である<ref>中込治・神谷茂『標準部生物学 第12版』、医学書院、2016年1月15日 第12版 第2刷、P168</ref>。)
 
注射用はセファタキシム<ref>『NEW薬理学』、P524 </ref>。経口用はセフジニル、セフジトレンピボキシル、セフカペンピボキシルなどがある<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref><ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>。
 
 
* 第四世代セフェム系
セフェピム、セフピロムを第四世代に分類する場合もある<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref><ref>『標準薬理学』、P426 </ref>。(第三世代に分類する場合もある<ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>)
 
なお、セフェピム、セフピロムはともに注射用である<ref>『パートナー薬理学』、P465 </ref><ref>『NEW薬理学』、P523 </ref>。
 
 
 
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==== グリコペプチド系抗生物質 ====
 
 
=== 葉酸代謝阻害薬 ===