「薬理学/感染症の治療薬」の版間の差分

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:※ 標準薬理学 P431 と『はじめの一歩の薬理学』 P280 にしか書いてない。
オキサゾリジノン系抗生物質としては、'''リネゾリド'''などがある。グラム陽性菌に対しては、比較的に有効。グラム陰性菌には、ほとんど無効。MRSA、 VRE にも用いられる。
 
 
=== 合成抗菌薬 ===
==== キノロン系 ====
;オールドキノロン
'''ナリジクス酸'''はキノロン系では世界で最初に開発された抗菌薬であり、多くのグラム陰性桿菌に有効であるが、緑膿菌とグラム陽性菌には無効である。
 
その後、ナリジクス酸よりさらに抗菌スペクトルの広い薬を目指して、緑膿菌にも有効な'''ピロミド酸'''や'''ピペミド酸'''が開発された。
 
ナリジクス酸、ポロミド酸、ピペミド酸など、これらの薬を'''キノロン系'''または以降の興発薬との対比で「オールドキノロン」という。
 
現代では、キノロン系の薬物の機序は、細菌に特有のDNAジャイレースとトポイソメラーゼIVという機構の阻害だという事が分かっている。
 
 
;ニューキノロン
キノロン系薬の化学構造にフッ素を導入したものを'''ニュ-キノロン'''または「フルオロキノロン」という。
 
キノロン系・ニューキノロン系の副作用として、光線過敏症が報告されている。
 
機序はオールドキノロンtp同様。
 
 
== 脚注 ==