「薬理学/感染症の治療薬」の版間の差分

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=== ポリエン系 ===
'''アムホテリシンB'''などのポリエン系抗生物質は、真菌膜細胞のステロール(エルゴステロール<ref>『標準薬理学』、P439</ref><ref>『パートナー薬理学』、P483</ref>)と結合して、膜機能を障害し、その結果、殺菌的に作用する<ref>『NEW薬理学』、P537</ref><ref>『はじめの一歩の薬理学』、P284</ref>。
'''アムホテリシンB'''が…
 
:※ 記述中.
しかしヒト細胞のステロールにも結合してしまうので、選択毒性は低い<ref>『標準薬理学』、P439</ref>。
 
ほとんどの真菌に有効であり<ref>『標準薬理学』、P439</ref>抗菌スペクトルは広いが<ref>『NEW薬理学』、P537</ref>、副作用が強い。腎毒性が高い<ref>『NEW薬理学』、P537</ref><ref>『標準薬理学』、P439</ref>。
 
このため、他の抗真菌薬が無効な場合にのみ、重篤な深在性真菌症に対して使用される<ref>『NEW薬理学』、P537</ref><ref>『はじめの一歩の薬理学』、P284</ref>。
 
アスペルギルス属、クリプトコッカス属、カンジダ属に有効である<ref>『標準薬理学』、P439</ref>。
 
== 脚注 ==