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|先手 なし
|1手目▲9六歩まで}}
特に[[w:英春流]]カメレオン戦法での初手として知られる。
 
棋戦でも2018年1月30日 竜王戦、▲増田裕司 vs.△菅井竜也 第31期竜王戦4組ランキング戦、1981年8月 十段戦予選、▲安恵照剛 vs.△米長邦雄戦ほか数局ある。安恵-米長戦は初手9六歩に後手も1四歩と指し、戦型は先手は矢倉、後手は陽動振り飛車となった。
 
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|先手 なし
|1手目▲1六歩まで}}
 
1948年1月 富沢幹雄 vs.加藤博二 戦(順位戦)から、2014年10月 宮田敦史 vs.平藤眞吾 戦(第73期順位戦C級1組6回戦)など、アマチュア棋戦も合わせて数十局ある。
 
初手▲1六歩の意味は、陽動振り飛車などで逆に後手に回って相手の出方をみる、振り飛車党で相手が居飛車の場合に自分は居飛車を指す棋士(対抗形志向)が、相居飛車になるもしくは相振り飛車の戦型を避けるため、先手ゴキゲン中飛車を指す場合に相手の出方を見るため、藤井システムやトマホークなど、後手居飛車穴熊へのけん制などが知られる。
 
▲1六歩に△1四歩と突き返すならば、基本的に後手が居飛車穴熊に組むことはしないとされる。先手が振り飛車で美濃囲いになる場合端歩をあらかじめついていても手損にならない、初手からけん制されてことになるので、相手が居飛車穴熊にも組みづらい。後手が振り飛車に構えて先手が居飛車になっても、振り飛車側の△1五角を未然に防ぐ一手となる。
 
相居飛車戦や対矢倉戦となる場合、▲2六銀~▲1五歩の端攻め棒銀攻めが早くなる。
 
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=== ▲5八玉 ===
 
▲小泉-△阿部健戦(2010年)の実戦例がある。他には、▲千田翔太 vs.△谷川浩司 戦(2017年1月 棋聖戦予選)など。千田-谷川戦は結局先手が天守閣美濃で後手が四間飛車の戦型と成った
 
=== ▲4八玉 ===
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=== ▲3八金 ===
 
2017年に行われた第2期将棋電王戦、ポナンザvs佐藤天彦叡王 戦で、このとき先手のポナンザは初手に▲3八金と指している。以下はA図のように進展した。一方でB図先手は鈴木英春が開発したカメレオン戦法から派生した局面。このとき先手鈴木は初手4八銀を使用している。基本的にこうした将棋の進行は、定跡をはずし、乱戦や手将棋に誘導しようという発想からである。
 
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=== ▲4八飛 ===
 
2014月9年 アマ棋戦の▲金澤正一郎 vs.△諸岡知樹(将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会)が知られるが、後手が棒銀速攻を仕掛けて勝利し、42手目で終局している。
 
=== ▲3八飛 ===
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|先手 なし
|1手目▲3八飛まで}}
 
『[[w:将棋世界]]』1983年6月号で、当時[[w:石田和雄]]が担当していた「将棋相談室」に、「問:お父さんに勝つには」と題した質問があった。父親が先手番の際に初手に▲3八飛と指し、後手の質問者は矢倉に組むと▲2五桂から3三歩、三間飛車には▲2六銀から3五歩で、いつもやられているという。