「学習方法/小学校全般」の版間の差分

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なので、小学生のあなた方は、念のため参考書も購入して自宅では参考書で勉強しましょう。
 
 
一応、小学校の高学年では、特に難しい教育内容の単元などについては、例外的にその教科の専門的な教師が教える場合があります。(たとえば理科などの一部の単元では、クラスの担任ではなく、理科の専門の小学校の教師が教える場合もある。) ですが、専門の教師だけでは教員の人数が不足するので、やや専門外の担任教師が、やや難しめの単元を教える場合もあります。
 
 
小学校の教師は、必要な素養として、体育の実技指導やら、音楽のピアノなどの楽器の練習やら、習得すべきことが多く、しかもそれらの実技系の科目は一般の大学入試には出ないので、これら実技科目の練習に教師は多くの時間を取られており、なかなか理科や社会科などを、時間的な都合で残念ながら深くは勉強できない実情があるのです。
 
 
小学校の教師のように、ひとりで多くの分野を習得して指導する人も、これはこれで必要ですので、責めるべきではないのです。小学教師のように、広く浅くに色々と習得する人も必要なのです。なぜなら、学問において「異分野融合は、ひとりの人間の頭の中で起きる」のです。
 
日本で一番難しい大学とされている東京大学ですら、多くの卒業生は、ピアノの演奏と体育実技と5教科の指導がすべて人前で得意に出来るレベルなわけではないのです。音大卒の人ならピアノは出来るかもしれませんが、体育実技の指導が(法的だけだなく能力的にも)無理です。体育大とか警察学校やら自衛隊学校などなら、体育は得意かもしれませんが、ピアノの指導とかは無理です(警察・自衛隊の音楽隊とはそういうのは例外な部隊)。
 
 
なので、小学校の担任教師のように1人でいろんな科目を教育できるレベルにまで高めるというのは、けっこう凄いマルチな能力の持ち主ですので、それはそれで小学教師の能力を尊敬しましょう。そんじょそこらのテレビの芸能人なんかよりも、実は小学校の教師のほうが多芸なのです。
 
 
なお5教科とは別の話題ですが、あまり工業高校とか商業高校などのいわゆる職業高校(現在では「専門高校」という)の内容すらも、小学教師の個人だけではなく、そもそも教員養成をしている教育学部の教授自体が、職業高校の教育内容レベルの知識(民法・商法とか)を習得できてるかどうかアヤシイという事を理解しておく必要もあります。
 
それでも教育学者なら、まだ頭の片隅に、工業高校とかの存在があるので、少しはマシです。一方、もし民間の教育評論家などだと、職業高校などの存在を無視して、いちぶの大学の文系の学科の受験しか知らないのに教育評論をしているような人も多々いるので、そういう底の浅い民間の教育評論家のいうことは、話半分に聞きましょう。
 
== 授業中にやるべき事 ==