「基本情報技術者試験」の版間の差分

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:この試験は名称に「基本」が含まれているため、簡単な資格だと誤解されがちですが、2006年(平成18年)秋試験以降の合格率は例年20%台です(ちなみに2006年春までは合格率は例年10%台でした。)。
:下位区分である[[ITパスポート試験]](合格率40〜50%)と比べると、格段に難易度の高い試験と言えるでしょう。尚、この合格率は最後まで採点された者の合格率であり、応募者の合格率は6%~18%と言われています。
 
 
:また、基本情報技術者試験と同じスキルレベル2の区分として[[情報セキュリティマネジメント試験]](セキュマネ)がありますが、実際の合格難易度はシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験の方が明らかに高いと言われることが多いです。
:基本情報技術者試験では[[情報技術]]全般から幅広く出題されますが、セキュマネはあくまで一般IT利用者向けの試験であり[[情報科学の基礎理論|基礎理論]]([[数学]]、アルゴリズム)や[[開発技術]]に関する内容が出題されないからです。
:当初、[[情報セキュリティマネジメント試験]]はスキルレベル1と2の間くらいの難易度で実施すると公言されていました。
 
 
:[[情報技術|IT]]以外の資格試験では、[[ファイナンシャル・プランニング技能士]](FP)2級、[[日商簿記検定]]2級、[[実用英語技能検定2級]]などより難しく、不動産関係の資格である宅地建物取引士(宅建)試験より少し易しい難易度と言われています。
:[[日商簿記検定]]2級、[[実用英語技能検定2級]]の難易度は、基本情報技術者試験に合格できない者向けの[[情報システム試験]](J検)に近いと言われています。なぜならば、もともと[[情報システム試験]]は[[情報処理活用能力試験]]2級と呼ばれていたことがあり、同じ文部科学省の後援資格である、日商簿記や実用英検の同じ級同士と同程度の難易度で作られていたからです。それだけでなく、基本情報技術者試験は旧公認会計士一次試験、地域限定通訳案内士、国内旅行業務取扱管理者と同じように実際に高等教育機関に入学していなくてもディプロマ程度の水準として国際認証されている事実があり、日商簿記検定2級とは一線を隔す水準の受験対象者となっています。
 
 
:ちなみに、基本情報技術者試験の問題の出題水準は[[センター試験 数学対策|大学入試センター試験の科目「情報関係基礎」]]よりも高いとされています。また、[[高等学校情報|高校の情報科目]]の授業だけで基本情報技術者試験に合格するのは難しいとされます(これが[[英検]]や[[漢検]]など学生向けの検定試験の2級以下との違いです)。
:昔の第二種情報処理技術者試験では対象者像が「高校卒業程度の一般常識を有する者」「実務経験は1年以上3年未満」とされていましたが、実際の受験者は大学生や社会人が多く、受験は可能でも高校生が合格するのは難しい国家試験として認知されています。
:尚、受験者の最終学歴の最頻は理工系の情報系専攻の大卒となっています。最近では文系の大卒が増加しています。その背景としては文学部や経済学部といった従来情報系とは関連の乏しい分野にも情報解析、情報処理を応用した講義が増加傾向にあることや情報メディアといった芸術職や広告業向けの専攻が増加したことにより、情報技術の普及とITリテラシーの高度化が理由となっています。
 
 
:国家公務員試験の情報学に関する範囲で基本情報技術者試験相当の範囲が出題されることがあります。以前は国家公務員総合職試験でも出題されていたことがありました。