「ゲームプログラミング/デバッグ」の版間の差分

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→‎ゲームのデバッグ: プログラマー用の自己デバッグ報告文について
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:とりあえずの体験版などの完成 → 内部テスト → バグ修正 → 公開βテスト → 体験版の修正 → リリース版にむけての作りこみ 
のような順番になります。
 
 
=== プログラマー用の自己デバッグ報告文について ===
まず、あなたがプログラマーだとして、自作ゲームのテストプレイで、バグを発見したとしましょう。
 
その修正方法がもし簡単に思いつけば、その通りに修正すればいいのです。
 
 
ですが、なかなか修正方法が思いつかなかったり、あるいは考え付いた修正方法が間違っていて上手くは修正されない場合などは、なかなか大変です。
 
 
こういう場合、どうやってバグの事態を打開するかというと、
:自分で自分にバグ報告メールのような文章を書くことです。
 
 
例を示します。たとえばRPGの作成中、装備コマンドで、アイテム無限増殖のバグが起きたとしましょう。
その場合、なかなか上手く直せずに、てこずったとしましょう。
 
ならば、書きのように自分で自分にバグ報告メールを書くのです。(もっとも、投函の必要は無い。あくまで思考を整理するために書くだけであrつ。)
 
;プログラマー自身による自己確認用のバグ報告文の例
<pre>
【バグ概要】
アイテムの無限増殖バグ。
装備コマンド時に、アイテム無限増殖バグが発生する。
 
 
【バグ発生条件】
装備武器と選択武器が違う場合に発生。
 
装備中の武器が1行目にあり、
一方で選択中の武器はアイテム欄の2行目以下にある場合に発生する。
 
この条件で、決定キーを押すと、バグ発生する。
 
 
【起きる結果】
選択中の武器の個数 +1 したものが、
選択カーソルの一つ上の武器(テスト時には、決定ボタンの直前に装備していた武器)の個数としてセットされる。(これがバグ)
 
 
なお、選択中の武器の個数に関しては、正しく-1される。
 
 
【期待される挙動】
一つ上の武器の個数(決定ボタンの直前に装備していた武器としてセットされるべきものは、
「選択中の武器の個数+1」ではなく、
一つ上の武器(決定ボタンの直前に装備していた武器と同じ武器の個数+1であるはず。
 
以上。
</pre>
 
のように自分で書くのです。(再現性などはプログラマー自身で把握しているので、この場合(自分用の報告の場合)は書かなくていい。)
 
コツは、
選択カーソルの一つ上の武器(テスト時には、決定ボタンの直前に装備していた武器)の個数としてセットされる。(これがバグ)
における
「決定ボタンの直前に装備していた武器」という記載のように、文節「選択カーソルの一つ上の武器」というゲーム中で実際に起きた現象だけでなく、さらにその現象の意味することを別の言葉で説明することです。
 
 
プログラマーの書いたバグありのコードを見れば、上記メモの「起きる結果」の通りにコードが書いてあるから、バグが起きるのです
 
なので、「期待される挙動」に書かれている通りに、コードを直せばいいのです
 
 
つまり、「【起きる結果】」と「【期待される挙動】」の報告文の内容を、バグ修正時にはコードとして置き換えることになります。
 
よって、プログラマー自身による自分用のバグ報告メモでは、必ずこの2つの項目が必要です。
 
 
 
=== 公募プレイヤーなどのバグ報告の片寄り ===