「学習方法/中学校全般」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
176 行
やみくもに暗記するのではなく、物事を筋道立てて理解することによって、記憶が定着することがありますよね。無理やり言葉や事実だけを覚えるよりは、物事の背景や理解に基づいて覚える方が、勉強として正攻法だし、結局記憶も明確に、はっきりと定着するようです。言葉で表現できる記憶を、陳述記憶というのですが、陳述記憶には言葉の意味の記憶、意味記憶と個人的体験や出来事に関する記憶、エピソード記憶の2種類があると考えられています。理解することによって物事を覚えるのは、意味記憶が働いていると言えますよね。
==
中学校の
やはり学校に通って教育を受ける以上、授業の内容が一番の学習課題ですよね。
授業のノートをきれいにとることができれば、あとから見直して役立てることもできますが、しかし、ノートを綺麗にとっているという事は、逆の見方をすると、授業中話の理解やそれに基づいた考えはあまり発展していない、と、みなすことも、見方としては出来ると思います。ですから、必ずしもノートを綺麗にとることが、絶大に素晴らしい事ではない、と、現編集者は考えています。
そういう意味で教科書ガイドは授業の内容が本として書かれていて有用ですが、もちろん必ずしもそれぞれの授業で話されたことが全て、記述されているわけではありません。
あるいは教科書ガイドより、教科書準拠ワークブックのほうが有用だという意見もあります。
===学習と試験===
これは勉強、学習、学問とは何かという話になってしまいますが、多くの場合の一般通念として、勉強することは記憶する事だという考えがありますよね。事実上記憶力、記憶する事自体が、知性の象徴、頭のいい事だという考えも根強いですし、だからこそ、一般社会で物覚えの悪い人や記憶しない人が、平気で見下され、嘲笑や罵倒の対象になったりするのでしょう。
しかし現編集者の主張としては、勉強とは記憶する事ではなく、物事を理解して知ることだと思っています。
学問、学習に関しては、教育の後半、高学年の学習になるほどこの傾向が強くなってきます。中学校の教科書も、記憶する事よりも、物事や理を、読者に理解させたいという方針で書かれているはずです。
ただ、学校の試験では、物事を記憶していることを求める問題の出題が多い傾向はありますね。記述式の理解や発想、考えを問う問題は少ないでしょう。
試験の対策を中心に学習を考えるときには、やはり、物事を記憶するという視点は外すことができないようですね。
== 読了 ==
|