「日本語/構文」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
5 行
 
==文節、および、文節相互の関係==
 
 文法は原始記号と構造を定義する。構造を表す方法には文節を用いるものと入子型構造がある。義務教育を受けた者には文節が馴染み深いというメリットがあるが、構造表示の正確さという点では入子型構造の方がすぐれている。両者を用途によって使い分けることにする。
 文は文節から構成される。文節は自立語を核として任意に付属語を伴う。
:; 文節 = 自立語⌒付属語
:;文節 = 自立語
 複数の文節は連文節を構成する。文節自体はそれ自体のトリビアルな連文節ということができるかもしれない。連文節の最大のものが文である。義務教育では強調されないが、連文節は重要である。
:;文節
:;連文節:∅⌒文節⌒∅、文節⌒文節、文節⌒文節⌒文節、など
:;最大の連文節 =def 文
 修飾関係と補助関係は原則として連文節によって定義される。
:;連文節 α, β において、α⌒β ならば α は β を修飾する。
:;連文節 α, β において、α⌒β ならば β は α を補助する。
 連文節の構造は階層構造をなす。文節と文節が連文節をなし、また連文節と連文節が新たな連文節をなす。最大の連文節である文が形成されるまで反復する。
 
上の文の確定方法に従うと
:;お金持ちで、ひとに親切な男が近づいてきたよ。