「学習方法/中学校国語」の版間の差分
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古典作品の場合、参考書でしか入手できないものも多いかもしれません。しかしこの指摘はどこまで正しいか、実際には多くの古典作品が現代語訳や解説付きで単独で出版されています。ただ参考書は学校教育で扱う作品がピンポイントで掲載されているし、解説も詳しく、値段も安い、それを通じて古典作品を読む態度には、明らかに利点がありますね。
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基本的に現編集者は勉強法について得々と語る奴は、全員インチキ人間だと思っているし、まして、普遍的な勉強ではなく、受験や成績アップに特化した勉強法なんてのも、何の価値もないお金を動かしたいだけの虚無の商売だと思っている。
ただし、参考書による読書の方法にも欠点があって、西洋の古典作品など、日本の市販の参考書では読書ができない。もっとも、たとえ、そういう西洋古典の本を読んでも、入試に読解問題が出ないのが実情である。つまり、たとえばシェークスピア作品『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ジュリアス・シーザー』『ハムレット』も、ドフトエフスキー作品『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』も、ゲーテ作品も(以下略)、入試に読解問題が出ないだろう。高校入試どころか大学入試ですら、まず入試に西洋文学の読解問題は出ない。▼
ただこのページの多くは受験や成績アップを目的とした過去編集がなされているので、前編集を踏まえた文章を書く以上はそのことに触れざるを得ない。
現編集者の本音を書けば、 Wikibooks上の学習方法頁は全部削除したいのだが、実はこうやって地道に時間をかけて再編集する事よりも、それは実現困難な課題だ。
そこで、まず、前項目で参考書を利用した読書について書いたが、西洋の古典作品の場合は、その方法ではあまり読むことができないようですね。
また、たとえ日本国内の古典であっても、『里見八犬伝』は入試にあまり出ないだろうし、武田信玄についての『甲陽軍鑑』とかの兵法書とか、織田信長についての『信長公記』とかの歴史書とかの類は入試に出ない。兵法書については、入試の文学史ですら、まず入試に出ない。▼
また、西洋文学古典は、入試の読解問題としては出題されないようです。
漢文ですら、ほとんど『三国志』も『水滸伝』も『西遊記』も『封神演義』も入試に出ないわけだ。▼
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フランツ・カフカ作品『変身』も入試に出ないだろう。『ガリバー旅行記』(スウィフト作)も入試に出ない。『赤毛のアン』(モンゴメリ作)も入試に出ないし、『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル作)も入試に出ないし、『誰がために鐘は鳴る』(ヘミングウェー作)も『風と共に去りぬ』(ミッチェル作)も、入試に読解問題は出ないだろう。▼
ただ文学史としては、問われることもありますが、直接読んでいなければいけないというよりは、授業や参考書で解説される程度のことを知っておけば良いようですね。
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▲『変身』(フランツ・カフカ作
江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)の推理小説、乱歩のペンネームの元になったエドガー・アラン・ポーの作品、近代でも推理、冒険、SF、娯楽、などの小説、おそらくすべて、テストには出ない。
出ないけど…、どれも非常に面白い文芸作品なので、実際にはお勧めです(^^)。
== 入試の現代文対策は、問題演習を優先するべき ==
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