「高等学校生物/生物IB‐生態系」の版間の差分

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→‎生態ピラミッド: このようなことから、検定教科書では「エネルギーは生態系の外に放出される」とか「エネルギーは生態系外に出ていく」などのように説明している。
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このように、生き物どうしが、「食べる・食べられる」 の関係を通じて関わり合っていることを '''食物連鎖'''(しょくもつれんさ、food chain) という。食べる側を'''捕食者'''(ほしょくしゃ、predator)といい、食べられる側を'''被食者'''(ひしょくしゃ)という。ミジンコとメダカの関係で言えば、メダカが捕食者、ミジンコが被食者である。捕食者も、さらに上位の捕食者によって食べられて、捕食者から被食者へとなる場合も多い。このように、捕食者-被食者の関係は、立場によって変わる相対的なものである。
 
実際には、捕食者が1種類の生物だけを食べることはまれであり、2種類以上のさまざまな種類の生物を食べる。食べられる側も、2種類以上の捕食者によって食べられる。このため、食物連鎖は、けっして1本道のつながりではなく、網状のつながりになっており、この食物連鎖の網状のつながりを'''物網'''(しょくもつもう、food web)という。
 
食物連鎖は、なにも水中の生き物だけでなく、陸上の生き物にも当てはまる考え方である。
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=== 生態ピラミッド ===
[[File:TrophicWeb.jpg|thumb|700px|生態ピラミッド。このピラミッドは例の一つである。書籍によって、段数は変わる。この左図の場合、消費者は第一次消費者から第三次消費者までの三段階である。]]