「高等学校物理/物理I/波/音波と振動」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
450 行
 
=== 音による音の打ち消しは可能か? ===
 
波長より遥かに狭い空間で位相反対の音を重ね合わせると、その空間ではできる。
大音響でない限り、音は重ね合わせの理が成り立つので、消したい音と逆の位相の音を加えればよい。
高級車の場合、エンジンの低周波音の逆位相の音をスピーカから出して、騒音を弱くす様にしている。
最近は良いドライブ感覚を得る為に逆に音を加えている車種も見受けられる。
車内の消音は高い周波数に関しては、空間が広い為無理だが、運転者だけと限定するなら3kHz程度まで可能。
ノイズキャンセリング・ヘッドホンは耳と言う小さな空間なので、比較的高い周波数まで、本来なら入ってくる外部ノイズを消して、音楽のみが聞こえるようにしている。
高速道路の車の騒音をその逆位相の音をスピーカから出し消そうとする試みもされているが、対象の空間が広いので、騒音を消すと言うより、騒音を増やすだけとなっている。、
 
 
 
:※ 啓林館の数学IIの検定教科書で、音どうしの打ち消し機械についての言及の存在を確認(※ 啓林館『詳説 数学II 改訂版』、平成29年月14日 検定版、150ページ)。