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なお、ソフトによっては、「制作したソフトは必ず公開すること」などのライセンス条件をつけている場合があります(『十進BASIC』など)。研究用にBASICで計算プログラムを作る場合や、または商用アプリなどを作る際は、普通は非公開にする必要があるので、公開義務のある種類のBASICではけっして制作しないように、気をつけてください。
 
なお、かつて、N-BASICやF-BASICを出していた会社は、現在はBASICを開発してませんし、販売もしていません。なぜなら、90年代〜2005年ごろ、それらのBAISCの開発企業が、そういう自社開発したBASICを生産していたにもかかわず、消費者に売れなかったからです。
 
その代わりに、他の企業などがフリーソフトなどで、それら古いBASICの実行環境を再現したアプリケーションを制作しており、ネット上のフリーソフト配布サイト(「vector」などのサイト)などで公開されている、・・・といった状況です。
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まず、使用するBASIC(ベーシック)を選び、起動して下さい。
 
BASICで画面に文字を表示するためには '''PRINT''' 文を使います。ただし、新しいBASICでは、まったく別のコマンド文になります()
 
BASICが起動すると、「Ok」「Ready」など(BASICや機種によって異なります)の文字の下に「■」(カーソル)が出ます。カーソルはカーソルキーの上下左右で移動できます。このカーソルが出ているときに、BASICのプログラムを編集できます。
 
BASICが起動すると、「Ok」「Ready」など(BASICや機種によって異なる)の文字の下に「■」(カーソル)が出ます。カーソルはカーソルキーの上下左右で移動できます。このカーソルが出ているときに、BASICのプログラムを編集できます。
 
では最初に、PRINT文を使って、画面に文字を表示させてみましょう。
PRINT "Hello BASIC"
と入力してみてください。入力時の文字モードは、直接入力モードで入力してください。windowsWindowsの場合、右下に、文字入力モードの切り替えのタブがあるので、そこをクリックして、直接入力モードを選んでから、上記のPRINT文を入力してください。
 
 
このように上記のPRINT文を入力し、RUN(「ラン」という。「起動せよ」の意味)を実行すると(実行方法は機種によって異なる。りますので、それぞれの機種を参考のことにしてください)、画面に '''Hello BASIC''' と表示されます。
 
同様に、新しい行で、画面の左端にカーソルがある状態で、
PRINT 2+3
のように入力してみて(最後にEnterキーを入力して改行します。機種によってはRETURNキー、CRキーとも言います。以下、同じなので省略します)、RUNを実行すると(実行方法は機種によって異なる。それぞれの機種を参考のことにしてください)、'''5''' と計算の結果が表示されます。
 
 
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</pre>
 
各行の最初についている数字が行番号です。10からはじめて10ずつ増やしていくのが一般的です。こうすれば、後から簡単に行を挿入することができます(ただし9行まで)。PRINT は前節で説明した通り画面に文字を出力する命令です。最後の END はプログラムの終了を表す命令で、省略可能なBASICも多いですが、そうでなければ必ず入れるようにします。
 
入力したら
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さて、たいていの古いBASICの場合、行番号の小さい順から先に実行すると思います(いくつかの再現BASICソフトで確認。この場合、特にエラーメッセージなどは、出されません。
この場合、特にエラーメッセージなどは、出されません。
 
おそらく、古いベーシックBASICでは、ソフトウェアの内部では、プログラムの実行のさいしょに(つまりRUN命令の直後に)、まず行番号にもとづいて並べ替えを行って、
 
<pre>
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つまり、これらの古いBASICは、プログラムを最初に実行する際、まず並べ替えを行っているのです。
 
もし、行数が10行ていどの少ないプログラムなら、それでもかまいませんし、気のいた便利な機能でしょう。
 
しかし、もし百行や千行もあるプログラムを並べ替えるとなると、並べ替えには時間が掛かるので、プログラムの実行が終わるまでの時間が長引いてしまいます。
 
 
裏を返したことを反対に言うならば、行番号のないBASICの場合、そのぶん高速化をしている可能性があります(並べ替えの時間が省けるので)。
 
さらに、裏の裏を返せば言うと、行番号のあるBASICの使い道は、処理に時間が掛かってもいいので、処理の順序を確実にまちがいなく、自分以外の他のプログラマーにも伝えたいようなプログラムを書くときには、もしかしたら行番号のあるBASICが便利かもしれません。
 
 
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AUTO
 
と入力すると、改行するたびに行番号を10ずつ増やして自動的に表示します。自動表示を停止させるのはBREAKキーをします(機種によってはSTOPキーや、CTRL+STOPキーを同時押しなど、操作が多少異なります)。
 
* なぜ、こうなってるのか?
今でこそ、プログラムの実行結果の画面と、プログラム記述用のエディタ画面とは、別々の画面に分かれているのが普通です。
 
という昔のパソコンでは、表示ウインドウが標準では1つしかありませんでした。そもそも「ウィンドウ」という概念すらなく、昔の古いプログラム言語では、実行結果の表示画面と、エディタ画面とが、同じひとつの画面だったりします。しかもコマンド入力機能がプログラム記述機能も兼ねていたり、あるいはパソコン本体にあるレバースイッチ(小型のレバースイッチがついていたりする)により、コマンド入力モード(「ターミナルモード」という)とプログラミングモードとを切り替えたりしていました。
しかし、昔のパソコンでは、表示ウインドウが標準では1つしかありませんでした。
というか、そもそも「ウィンドウ」という概念すらなく、昔の古いプログラム言語では、実行結果の表示画面と、エディタ画面とが、同じひとつの画面だったりします。しかもコマンド入力機能がプログラム記述機能も兼ねていたり、あるいはパソコン本体にあるレバースイッチ(小型のレバースイッチがついていたりする)により、コマンド入力モード(「ターミナルモード」という)とプログラミングモードとを切り替えたりしていました。
 
現代でも、windowsWindowsのコマンドプロンプトのような、OS付属のコマンド入力用アプリケーションでは、普通、ウィンドウは1つだけであり、そのたったひとつのウィンドウが、実行結果の表示画面と、コマンド入力画面とを兼ねています。
 
 
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* ここで 古い形式を N-BASIC, MSX-BASIC とします。それ以降のBASICで働くように考慮します。
 
* 説明はストレート一本道 わかりやすくします。具体例を多く入れます
 
* 出来るだけ専門用語を使わなませんもし使うときは説明を入れます
 
== 最初に ==
* BASICのプログラムは行単位で実行されます。
 
* 行の上から下に向かって実行されます(分岐などもあります
 
* STOP命令, END命令で実行が終了します。
 
* 空白に意味がありますので注意しましょう。
 
 
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一応、BASICの国際規格も存在していますが、実際には、この規格に従ってないBASICも多いです。おそらく、特に、画像表示や音声などのマルチメディア関係の機能では、そのような規格外の仕様が多いでしょう。
 
このwikibooks日本語版『BASIC』では、日本の読者を対象にしていることもあり、日本で普及した日本産パソコンのハードウェアを想定して、BASICの、画像表示や音声などのマルチメディア関係のプログラムを記述します。
 
=== グラフィック関連 ===
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BASICは、形式的には、BASICはプログラム言語であるとして分類されています。しかし、実際には、古いBASICを21世紀に再現したBASICでは、他のプログラム言語にはない、画像表示の機能が充実しています。これはどういう事かというと、再現BASICでは、画像表示の命令を実行する際には、OSの画像表示の機能を呼び出して、使っているのです。一般的に、プログラムを通しての画像表示についての仕様は、各OSごとにバラバラです。そのため、BASICのインタプリタ自体の作成者は、それぞれのOSごとに、BASICインタプリタを作りなおす必要があります。このため、再現BASICには、Windows版しかインタプリタの作られてない再現BASICもあります。
 
そもそも、実際の古いBASICの流行した1970年代ごろは、21世紀の今とはパソコン販売の状況が違っています。1970年代ごろの当時は、まだOS(オペレーティング システム)が高度化する前だったこともあり、さらに、OSとパソコン本体がくっついて販売されてたこともあり、1970年代ごろは、BASICが販売されているパソコンと一緒に、OSと一緒にパソコン本体に組み込まれている状態で、販売されていました。
 
このため、実際の1970〜80年代に市販されていたパソコンに組み込まれていたBASICでは、画面に円や直線などを表示したりする画像表示の命令や、ブザー音を鳴らすなど命令なども、簡単にプログラム記述できるようになっています。
905 ⟶ 901行目:
本来、画像表示のための処理は、ディスプレイの種類ごとに、解像度がバラバラだったりするので、パソコン内部動作を分ける必要があるので、オペレーティングシステムの機能を使って、画像を表示したりすることになります。
 
しかし、当時のBASICでは、オペレーティングシステムの仕組みなんて、意識する必要はありませんでした。なぜなら、特定企業のパソコンに組み込まれた状態でBASICが配布されていてので、なので、その特定企業のディスプレイやスピーカーといったハードウェアを、簡単に制御できるように、BASICが改良してあったのです。
 
このような事情のため、そもそも当時のほとんどの消費者は、そもそもオペレーティング システムいう概念すら知りませんでした。