「高等学校化学II/医薬品の化学」の版間の差分

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なお、「対症療法」とは、病気の根本原因を取り除かすに、または取り除けずに、症状をやわらげる事を言う[1]。
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1929年にイギリスのフレミングは、アオカビから取れる物質に、このような抗菌作用があることを見つけ、この物質に'''ペニシリン'''(Pencillin)と名付けた。
:(※ 暗記は不要: )パンなどに生える青色のカビも通常、アオカビである<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P36</ref>。
 
のちに、ペニシリンは、細菌のもつ細胞壁の合成を阻害するため、抗菌作用を示すことが分かった。
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[[File:ペニシリンG 化学構造.svg|thumb|450px|ペニシリンG]]
ペニシリンG の構造の「βラクタム」という部分が、細菌の細胞壁の合成をする酵素を阻害するという仕組み。
 
 
== さまざまな医薬品の歴史 ==