「高等学校物理/物理I/波/音波と振動」の版間の差分

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→‎超音波モータ: 主観的な記述を削除。「電磁式モータに比べ効率が悪いし、コストも高いので、将来は無くなるであろう。」 その他、ところどころ用語がおかしい編集がされているので修正。「物を動かすのは無理な為、」という記述も事実に反している。もし反論があるなら出典をつけろ。
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=== 超音波モータ ===
電気の「電磁誘導の法則」ではなく、音波の振動エネルギーを使って、モータを回すという、超音波モータという機械装置がある。(※ 中学の技術科の教科書で紹介されている。東京書籍の教科書『新しい技術・家庭 技術分野』、平成23年検定版。)
 
超音波モータは既に実用化されている。
高い周波数の空気の振動を使うモータを超音波モータと呼んでいる。
 
<!-- 元々音波は機械振動の事。機械振動と音波を分ける必要はない。 ← 間違い。機械振動学など工学の一部の分野でのローカルな用法でしかない。 -->
機械振動すれば、それは音波である。
 
元々金属等の表面波を使う物として研究されたが、振幅がミクロン以下で、物を動かすのは無理な為、テコの原理のような構造で振幅を拡大する構造として、モータを実現している。
<!-- 機械振動すれば、それは音波である。
電磁式モータに比べ効率が悪いし、コストも高いので、将来は無くなるであろう。
元々金属等の表面波を使う物として研究されたが、振幅がミクロン以下で、物を動かすのは無理な為、テコの原理のような構造で振幅を拡大する構造として、モータを実現している。 ← 同上の理由で間違い。機械振動学など工学の一部の分野でのローカルな用法でしかない。もっと物理学全体の話をしてほしい。 -->
 
超音波モータは、電磁波を発生させないという長所がある。医療現場など、電磁波を嫌う場所で、超音波モータは活用されてる。
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なお、機械で高周波の振動を発生させるには、一般に、「圧電素子」(あつでんそし)または「圧電セラミック」<ref>『トコトンやさしい超音波の本 第2版』、日刊工業新聞社、2015年2月25日 第2版 第1刷発行、68ページ</ref>という、電圧を加えると伸び縮みするセラミック系の材料を用いる。(※ 東京書籍の高校化学の検定教科書(平成23年 検定版)で、セラミック化合物の実用の一例として圧電素子を紹介している。もっとも、東書の教科書では、ガスコンロの点火源としての圧電素子の応用だが。)
 
超音波モータにおける高周波振動の発生源としても、圧電素子は用いられている。(※ 参考文献: 文部科学省 著、『高等学校用 工業材料2』、平成6年初版、平成16年1月20日印刷、文部科学省著作教科書、発行所:実教出版株式会社、ほか<ref>『トコトンやさしい超音波の本 第2版』、日刊工業新聞社、2015年2月25日 第2版 第1刷発行、68ページ</ref>
 
圧電素子とは、電気を加えると、伸びたり(または縮んだり)する、材料である。