「中学校保健/応急手当」の版間の差分

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なお実際には、救急車を呼ぶ役割の人は、学校の教職員です<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref
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:(医師や看護師ではない)一般人による応急手当てでは、原則として、医薬品は使わない<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>。上述のように、心臓マッサージや人工呼吸のように、医薬品を使わなくても処置できる行為に、(一般人の応急手当ては)限られる。
:例外として、食物アレルギーなどで(病名の既に分かっている)生徒児童のいる場合など一部の病気では、実は事前に学校に医薬品が保管してある場合があって、それを発作時に投与したりする<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>。専門的すぎる話題なので、本ページでは例外についての説明は省略する。
検定教科書では説明の都合上、(熱中症の種類別などの)病名とそれに応じた応急処置の方法が書かれているが、実は本来、法的には病名の診断は医師以外は行わない<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>。
 
その他、死亡診断は法的には医師だけが行えるので<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>、たとえ患者が死亡してるように見えても、とりあえず応急処置をするのが原則。
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:※ なので、テスト勉強のための暗記としては、「熱射病の場合だけ応急手当をせずに ただちに救急車を呼ぶ」と覚えればいいのです。そのほかの熱中症の手当ての順序は、応急手当て → 回復しなければ救急車 、という順序です。
:なお実際には、救急車を呼ぶ役割の人は、学校の教職員です<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>(なので、生徒が呼ぶ必要は通常は無いです)。よって、もし学校で急病人が出たら、まずは、その学校の先生にただちに連絡してください。救急車が必要かどうかの判断も、教職員が行います。
:また、そもそも医師ではない教職員には、病名の診断を(法的にも技術的にも)本来は行えない<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>。なので、とりあえず「意識喪失が持続したら病院。回復しなかったら病院。」と覚えておけば、生徒としては実用上は問題は無いだろう。あと、応急手当てが必要になるような事態になったら、たとえ回復をしても、念のため、なるべく早めに病院で診察を受けよう、受けさせよう<ref>衛藤隆『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.3</ref>。