「高等学校生物/生物I/生物の体内環境の維持」の版間の差分

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→‎細胞性免疫: :(※ 範囲外 :) 余談だが、胎児は母体とMHCが違うにもかかわらず、胎内では免疫反応は起きない。胎盤が抗体の進入を防いでいると考えられえている<ref>小林芳郎 ほか著『第4版 スタンダード免疫学』、丸善出版、平成25年3月30日、P.98</ref>。
細胞性免疫について、若干、勘違いしてたかもしれないので、出典を追加して追記。
175 行
 
==== 獲得免疫 ====
獲得免疫には、後述する「体液性免疫」(たいえきせい めんえき、humoral immunity)と「細胞性免疫」(さいぼうせい めんえき、cell-mediated immunity)がある。
 
なお「細胞性免疫」(さいぼうせい めんえき、cell-mediated immunity)とは、キラーT細胞によって生じる免疫のこと。キラーT細胞は、トリからファブリキウス嚢を除去しても働く<ref>小林芳郎 ほか著『第4版 スタンダード免疫学』、丸善出版、平成25年3月30日、P.135</ref>ので、細胞性免疫を獲得免疫に含めるかどうか微妙であるが、とりあえず冒頭では言及だけしておく。
 
===== 体液性免疫 =====
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===== 細胞性免疫 =====
トリからファブリキウス嚢を除去してもウイルス感染しない。このため、抗体とは別にウイルスを除去する機構がある事が分かっている<ref>小林芳郎 ほか著『第4版 スタンダード免疫学』、丸善出版、平成25年3月30日、P.135</ref>
 
そのような抗体とは別のウイルス除去機構の一つとして、キラーT細胞というものがある。
 
:(※ 範囲外: )なお一方で、動物から胸腺を除去することでT細胞を産生・分化できなくすると、B細胞も産生できなくなる<ref>小林芳郎 ほか著『第4版 スタンダード免疫学』、丸善出版、平成25年3月30日、P.135</ref>。
 
 
ともかく細胞性免疫について、下記のキラーというものがある。
 
抗原提示されたヘルパーT細胞は、'''キラーT細胞'''(killer T cell)とよばれるT細胞を増殖させる。
キラーT細胞は、ウイルスに感染された自己の細胞を攻撃するが、移植細胞や がん細胞 も攻撃することもある。