「中学校社会 地理/世界の気候」の版間の差分

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世界の国々には一年を通して暑い国もあれば、夏でも日本の冬と同じぐらいの気温にしかならない国もある。また、砂漠のようにほとんど雨の降らない国や、逆に一年中たくさん雨が降る国、他にも季節によって雨の多い時期と少ない時期のある国とさまざまな特徴がある。
 
そうした、気温や降水量の平均的な状態を捉えて特徴付けたものを{{ruby|気候|きこう}}という。ここでは、世界の気候を見ていく。なお、一部発展的な内容の用語もある(現在は高校、中高一貫校で習う)。無理に覚える必要はないが、知っておくと大変便利なので、できればそちらも見てほしい。
[[ファイル:Map world climate zones (simplified to 10)-blank.svg|thumb|300px|気候区分により色分けした世界地図。色と気候の関係は[[w:気候|こちら]]。]]
[[ファイル:World Köppen Map.png|thumb|300px|[[w:ケッペンの気候区分|ケッペンの気候区分]]により色分けした世界地図。細かい記号の意味は[[w:ケッペンの気候区分|こちら]]。]]
 
== 世界の気候について ==
世界の気候については一般的に、ドイツの気候学者[[w:ケッペン|ケッペン]]が[[w:植生|植生]]に注目して気温と降水量から区分した[[w:ケッペンの気候区分|ケッペンの気候区分]]が用いられる。この正確な内容については[[高等学校地理B/世界の自然環境|高校地理B]]で習うが、中学校では以下のことを理解してもらえれば十分である。
 
{| class="wikitable" style="float:right"
|+ 気候の大まかな種類
|-
| 寒帯気候  
|-
| 亜寒帯気候  
|-
| 温帯気候  
|-
| 熱帯気候  
|-
| 乾燥帯気候  
|}
 
気候は大まかに5つに、<span style="font-size: large;">{{ruby|寒帯気候|かんたいきこう}}</span>、<span style="font-size: large;">{{ruby|亜寒帯気候|あかんたい きこう}}</span>、<span style="font-size: large;">{{ruby|温帯気候|おんたいきこう}}</span>、<span style="font-size: large;">{{ruby|熱帯気候|ねったい きこう}}</span>、<span style="font-size: large;">{{ruby|乾燥帯気候|かんそうたい きこう}}</span>の5つに分かれる。(亜熱帯気候は地理用語ではない。)
 
この5つの気候は降水量を元にしてさらに細かく分けられる。
たとえば熱帯気候は、一年中降水量が多く森林の多い<span style="font-size: large;">{{ruby|熱帯雨林気候|ねったいうりん きこう}}</span>と、雨の多い時期と雨の少ない時期の差が大きく木々のまばらな<span style="font-size: large;">サバナ気候</span>に分かれる。
 
本記事では、まずは5つの大まかな気候から説明する。
 
温度のもっとも低い寒帯気候、その次に温度の低い亜寒帯気候、温度のそれほど暑すぎもなく寒すぎもない温帯気候、温度のあつくて雨の多い熱帯気候などがある。
 
乾燥帯である{{ruby|砂漠|さばく}}では、ふつう温度が暑い。だが、必ずしも乾燥帯で温度が高いとは限らない。内陸の草原地帯などは、雨が少ない地域では乾燥しているが、温度は砂漠ほどは暑くない場合もある。
 
乾燥帯であるかの有無は、雨の量などが関わってくるので、すずしくても雨が少なければ乾燥帯でありうる。
 
この他の気候もある。地域の特性によって、さまざまな気候がある。
 
たとえば南アメリカ大陸のアンデス山脈など、標高の高い地域での気候で、{{ruby|高山気候|こうざん きこう}}がある。