「高等学校古文/漢詩/兵車行」の版間の差分
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250 行
戦争の苦しみを歌った作品は少なくないが、本作品はその中でも特にインパクトの強いものである。その印象強さはこの詩が当時の社会情勢を生々しく描いていることによるだろう。しかし、それでいて、感情をむき出しにするのではなく、対話の形式をとったり、「君不聞」「君不見」と書くことで読者へ呼びかけたりすることで、話を客観化させようとしている。それによって、この詩にリアリティと普遍性を持たせているのが特徴である。
特に第四・第五解に注目しよう。古
なお、本作品は杜甫が40歳のときの作品である。このころから彼は当時の社会の様子を描いた作品を作りはじめ、後に「三吏三別」とよばれる社会批判の作品が作られることとなる。
ちなみにアッバース朝と中央アジアでの覇権をめぐって戦った タラス河畔の戦い はこの作品ができる一年前の出来事であり、唐の国力を大きく減退させた 安史の乱 は杜甫がこの作品を作った三年後に起きる。
=== 成語 ===
*{{ruby|鬼哭啾々|きこくしゅうしゅう}}
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