「宗教学/神話学」の版間の差分

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→‎異教の神は悪魔になることも: 逆のパターンとしては、エジプト神話の女神の一柱であるイシスについて、異国であるギリシア神話がイシスを好意的に扱っている<ref>吉田、P165</ref>。
→‎異教の神は悪魔になることも: バアルのウガリット神話の出典など追加
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日本のような島国では分かりづらいが、異教の神を、悪魔呼ばわりする宗教は多い<ref>池上、P130</ref>。
 
たとえば、キリスト教やユダヤ教はある時期、ウガリット神話<ref>吉田、P185</ref>の神である「バアル」を、巨大な蝿の形をした悪魔「ベルゼブブ」と呼んでいた<ref>吉田、P185、※ ただし「ベルゼブブ」の名前は紹介されていない</ref>。ユダヤ教徒などは、異教の神バアル・ゼブルを、もじって「バアル・ゼブル」(蝿の神)と呼び、腐敗や死をもたらす大悪魔として蔑んでいた時機がある<ref>池上、P130</ref>。
 
また、キリスト教は、シュメール系の女神で「イシュタル」や「アスタルテ」などとも言われる女神イナンナを、大悪魔「アスタロト」などと呼んだりして蔑んでいた時機もある。