「学習方法/大学受験5教科全般」の版間の差分

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よくあるのが、高校の範囲内だが他科目の範囲である知識があると解きやすくなる入試問題です。具体的には、現代文や英語の文章でありながら様々な分野の基本的な知識があると読みやすくなるもの、物理基礎・化学基礎・生物基礎の問題でありながら物理・化学・生物の知識があると解きやすくなるもの、数学IIの問題でありながら数学IIIの知識があると解きやすくなるなるもの、などなど。こういった入試問題でも、原理的には出題範囲の科目の高校参考書の知識だけで解けるように作られていますので、対応するための特別な学習は必要ありません。あえて言うならば、入試科目ではなくても、高校教育で履修する科目の学習はすべて大切にすることが、こういった問題への最も有効な対策と言えるでしょう。
 
また、大学で習う知識をあつかった入試問題もありますが、心配する必要はそのようく、こういう入試問題は、高校の教科書・参考書の範囲内で解けるようにつくら、適切な誘導がされています。さらに、高校生用の受験参考書や平均レベルの問題集でも、大学入試に出題されやすい大学レベルの発展的な話題背景知識には触れている場合が多いので、わざわざ難解な大学生向けの教科書を購入する必要は全くありません。むしろ、せっかく大学生向けの教科書を読んでも、大学教科書では大学受験対策について考慮されていないので、まったく大学入試対策に、なりません。なので高校生は、高校生向けの教科書・参考書・問題集を用いて勉強しましょう
 
そもそも、大学レベルの話題をあつかった入試問題といっても、大学で習う用語や公式などを丸暗記しただけで解けるというものではありません。たとえば、大学で学ぶ公式の導出が問題になることがあります。あるいは、そのような公式をあらかじめ問題文中に提示して、代入して使わせることでより難しい問題へのヒントとするような出題もあります。高校で学ぶ知識のみでは計算が大変だが、問題文中に書かれていない大学で学ぶ公式を使うと計算がショートカットできるという問題もないわけではありませんが、そのような公式を使用した答案は、適用可能な条件を満たしているかをきちんと確認しているかも含め、厳しい採点基準で採点されると言われています。