「高等学校国語総合/漢文/管鮑之交」の版間の差分

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48 行
 
== 語句 ==
・菅仲 ー 春秋時代、斉(せい)の桓公に仕えた名宰相。
:・嘗て(かつて) - 以前に。過去のことについて説明するときの表現。
・字 ー 成人した時につけた名。
:・与(と) - 「鮑叔(ほうしゅく)と賈す(こす) 」の「と」の部分。「与」は原文中にある語句。「与 A 」で「Aと一緒に」の意味。書き下し文では「と」と訓読する。
:・嘗て(かつて) - 以前に。過去のことについて説明するときの表現。
:・三 - 回数が多いことを表す場合に、漢文でよく用いられる比喩的な表現。実際の回数とは、限らない。
:・与(と) - 「鮑叔(ほうしゅく)と賈す(こす) 」の「と」の部分。「与」は原文中にある語句。「与 A 」で「Aと一緒に」の意味。書き下し文では「と」と訓読する。
:・不'''以為'''貪 - 「A以B為C」で「AがBをCだと思う」の意味。「A以為C」はBを省略した形である。「鮑叔不以為貪」は「鮑叔不以'''管仲'''為貪」の省略形。貪欲かどうかが、この文の話題になってる相手は管仲であり、鮑叔ではない。「不」があるので否定形であり、最終的に「鮑叔不以為貪」は「鮑叔が管仲を貪欲だとは評価しない。」の意味。
・鮑叔 ー 斉の大夫(たいふ)の職に就いていた重臣。
::※ なお、「貪」は「たん」と読む。
・賈 ー 商売をする。
:・
・多自与 ー 自分の方に多く取る。
・貪 ー 欲ばかり。
・窮困 ー 行き詰まって苦しむ。
・走 ー 逃げる。
・怯 ー 臆病。
:・三 - 回数が多いことを表す場合に、漢文でよく用いられる比喩的な表現。実際の回数とは、限らない。
・九合 ー 一つに集めまとめる。「九」は「糾」に通じる。
・一匡 ー 乱を治めて、天下を統一する。「匡」は、正す。
:・不'''以為'''貪 - 「A以B為C」で「AがBをCだと思う」の意味。「A以為C」はBを省略した形である。「鮑叔不以為貪」は「鮑叔不以'''管仲'''為貪」の省略形。貪欲かどうかが、この文の話題になってる相手は管仲であり、鮑叔ではない。「不」があるので否定形であり、最終的に「鮑叔不以為貪」は「鮑叔が管仲を貪欲だとは評価しない。」の意味。
::※ なお、「貪」は「たん」と読む。
 
== 語釈 ==