「コンピュータ技術概要」の版間の差分

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実数を表現するには[[w:浮動小数点数|浮動小数点]]を用いる。浮動小数点と言うからには[[w:固定小数点数|固定小数点]]もあり、こちらの方は簡易的なものを自前で実装することも可能である。整数部を何ビット、小数部を何ビット、という形で表すのが固定小数点であるのに対し、浮動小数点は何ビットの何ビット乗という形で表す。加減算に強いのが固定小数点で、乗除算に強いのが浮動小数点であると言えるが、いずれにせよ一つの数値を表すために使えるビット数は有限である。
 
1バイトの情報を[[w:ASCII|アスキーコード]]だと解釈することもできる。これらは数値に対して人間が加える解釈であると見るのが正しい。コンピュータは簡単に「万能の活字技術」だと思っていてよい。CPUの処理するもの、メモリの内容物、ファイルの中身、通信網でやり取りされるもの、いずれもビット列、バイト列である。無味乾燥なビット列、バイト列に対して共通の意味を定め、そのやり取りと処理を自動化するのがコンピュータであると言える。デジタル情報はアナログ情報と違い、複製時に劣化しないのが特徴である。逆に言うとデジタルは、もともとデジタルだったものを表すのでない限りはあくまで近似に過ぎないとも言える。
 
デジタル情報はアナログ情報と違い、複製時に劣化しないのが特徴である。逆に言うとデジタルは、もともとデジタルだったものを表すのでない限りはあくまで近似に過ぎないとも言える。