「高等学校美術I」の版間の差分

→‎日本の小学校、中学校、高等学校における一般的な美術教育の傾向について。: 俺の目で世界を見れば,大体こんな感じだね。しかしすじ肉はどんな気持ちで前の文を書いたの?会社は個人に合わせないらしいけど,合わせてくれなんて言った奴いる?
(→‎日本の小学校、中学校、高等学校における一般的な美術教育の傾向について。: 俺の目で世界を見れば,大体こんな感じだね。しかしすじ肉はどんな気持ちで前の文を書いたの?会社は個人に合わせないらしいけど,合わせてくれなんて言った奴いる?)
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表現の自由の議論などとも関わりのある表現規制の話をするなら、たとえば、90年代前半に「暴力シーンが教育に悪い。犯罪を増やしてる!」などと評論などで批判され始めた映像ジャンルは、漫画やアニメなども含まれますが、しかし主にはホラー映画などの、ホラー作品でした(洋画『13日の金曜日』(いわゆるジェイソン)とか『エルム街の悪夢』(いわゆるフレディ)とかです)。当時の時事評論マンガ『ゴーマニズム宣言』(小林よしのり 作)で、90年代前半の当時ホラー映画などに規制の動きがあったことが、作者小林によって批判されています。
 
===漫画、アニメーション、芸術、学校美術科と進路===
== 日本の小学校、中学校、高等学校における一般的な美術教育の傾向について。 ==
この国では漫画やアニメーションが盛んですし、将来そういう分野の絵描きになりたいと思う高校生も多いと思います。前編集者S は学校での美術教育は商業的な漫画やアニメーション制作のための訓練や学習としては、不十分だし方向性も違うと大上段に語っていますが、そもそも高校までの普通科の美術教育は、ほんの絵画世界の片りんに触れているだけにすぎませんので、あえて得意げに語ることではないでしょう。職業として絵描きを目指す高校生は、それぞれ自分自身で情報を集め、絵の練習も繰り返しているでしょうし、学校には美術部がたいていあるでしょうし、学校以外でも絵画の勉強をできる場所はたくさんありますよね。そして進路に関しては学校の美術教師が相談に乗ってくれるでしょう。
=== 日本のマンガ・アニメ産業などと芸術との違い ===
最後に、念のため指摘しておきますが、日本ではマンガやアニメが流行しているので読者のなかにはそういった分野の絵描きの進路を志望する人もいるかもしれませんが、しかし中学高校の美術教育の傾向はそういった日本の商業マンガ・商業アニメの仕事で要求される技能の傾向とは大きく異なっています。例として挙げたマンガ・アニメの他の分野でも、分野によってはもしかしたら、商業に求められる能力と、中学高校の教育傾向とは異なっている場合が割と多いかもしれません(例外は、学校美術の教員ぐらいか)。小中高の検定教科書では「クールジャパン」として日本のアニメやマンガが世界的に高い評価を受けていると紹介されていますので、もしかしたら小中高の美術系の検定教科書があたかも漫画家などの育成に対応しているかのような誤解を抱くかもしれませんが、しかし一切そういったことは検定教科書は保証していませんし、そもそも目指してもいません。
 
学校の美術の授業さえ受けていれば、漫画家やアニメーターになれると思っている高校生なんて一人もいませんよね。
ただし、マンガ産業などではなく伝統芸能またはそれを意識した作品などだったら、比較的に教科書と中高の学校教育とのあいだに、もしかしたら近い部分も多いのかもしれません。だから美術系の進路志望を考えている高校生は、目標の進路に合わせて、自身の志望する業界の要求する能力がどういった傾向であるかを、遅くとも高校3年くらいまでには調べておく必要があります。
 
そしてそういう進路を目指す高校生は、みな、すでにおそらく1年生あたりから情報を集め、様々な活動、勉強、練習を繰り返しているでしょう。
別に小中高の美術教育はマンガ業界・アニメ業界のためだけに存在しているわけではないので、小中高の美術教育が現状のように商業の流行から隔絶されているのも合理的ですが(イラストレーター志望者以外にも将来的に一般企業のサラリーマンなどになる人も中学高校の芸術教育を受けるので)、
 
進路として美大進学という道もありますし、美大出でなくてもアニメーターや漫画家になる人はたくさんいる。一方で美大や芸術短大を卒業した後、そういう職業に就く人も多いですよね。
ただし、もし読者が勘違いで、「中学高校美術のような教育方針が、商業イラスト産業のスタンダードだ」(×、勘違い)と誤解していると、若いうちの進路を大きく間違えかねないとだけ忠告しておきます。(具体的にどの分野の商業イラストがどんな傾向かについては、専門的であるため普通教育の範囲を超えるので、本『美術I』では説明しません。)
 
兎に角芸術と娯楽、アニメーションと漫画と美術、いちいち分別してクドクドと理屈を振りかざすことほど馬鹿げたことはないでしょう。
美術は、建築美術とか、絵画以外にも色々とあるので、全てが「こうだ!」とは言い切れません。だから進路志望に合わせて読者が、高校3年までには志望業界をきちんと調べておいてください。「イラスト産業」と「美術」とも、業界・傾向は異なります。
 
===美術の言葉===
また、上記のような理由もあって、たとえば美大に進学して卒業したからといって、けっして漫画家などの就職や高待遇などが保証されるような業界ではないので、くれぐれも誤解のないように。
言葉というのは一般にそうですが、あいまいなもので、同じ言葉でも意外と場所や社会で意味が異なってくることもありますよね。
 
美術の世界でもそういうことは起こりますし、「デッサン」、「デザイン」、「スケッチ」、「パース」、「デザイナー」等、美術に関して馴染みのある言葉でも、構成員や場所によって微妙に違う意味で使われていることもあります。
=== 用語の違い ===
また、「デッサン」「デザイン」などの用語は、それぞれの業界ごとに意味が違います。
 
職業の場でも、業界や会社によってさまざまな意味になったり言い方が変わったりしますよね。
具体的には、たとえば石膏デッサンにおける「デッサン」とは、鉛筆によって、黒さの濃淡によって立体感を表現する技術のことです。
 
しかしアニメ業界の場合、デッサンとは、いろいろなポーズを上手に線画で描ける能力のことです。
 
また、「デザイナー」という表現も曲者(くせもの)です。人や業界によって、「芸術家」のようなニュアンスで使う場合もあれば、一方で機械技術者やプログラマーなども含めた設計者(英語で designer です)というような意味で使う業界もあります。美大進学で「○○デザイン学科」という学科に進学したら、進学前に想像していたのと違った、とならないように、進学などの事前には意味をよく調べておいてください。
 
このように、業界によって「デッサン」、「デザイン」、「スケッチ」、「パース」・・・などの意味は業界や人などによって違う場合がありますので、進学などの前に、自分が言葉の意味を勘違いしていないかを確認する必要があります。あなたがどういう意味で「デザイン」「デザイナー」という言葉を使ってようが、進学志望先・就職志望先の業界があなた個人に合わせる義理は一切ありません。
 
ただ、それは言葉というものの一般的な性質ですから、そんなことはどこかの大先生に偉そうにくどくど解説されなくても、高校生ぐらいになれば、みんな分かっていることだと思います。
 
=== 日本の普通学校美術 ===
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