「設計の理論」の版間の差分

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むしろ物理学の公式のように、単純で短いものに置き換えたほうが、物事を考える際の部品として使いやすくなるのです。
だから実際の順序は、「単純な動作を見つけ出すために、その何倍もの練習や試作をする」のです。たとえるなら、発明家の努力のようなものです。「99%の努力の上での、1%のひらめき」です。
 
 
== 実社会のデータベースでは過去データは消さない ==
在庫管理ソフトで、もし在庫部品データで、購入元メーカーで生産中止になったりした部品があっても、一切、在庫データベースからは登録を消しません。
 
もし消したりすると、次の登録番号の部品との登録情報の連続性が無くなり、登録データが飛び飛びになるので、大変に管理が難しくなるからです。
 
だからともかく、生産中止部品のデータベース管理では普通、その部品の末尾コメントに「生産中止」などと書き足すだけにして、登録そのものは維持します。
 
また、自分が使っていなくても、過去の自社製品を購入した客先がその部品を組み込まれた自社製品を使っている場合もありますので、残す必要があります。
 
だからもし、生産中止でなく単に入力ミスなどで登録済みの部品をまた登録してしまったことが判明した場合も、
最新の登録IDでない限りは、消すのではなく、末尾コメントに「登録ミス。すでにID○番で登録済み。」のような記録を書いて残したままにするのです。
 
 
こういうのはデータベースを運用する際の基本テクニックです。
 
製造業の図面などの「部品表」の番号でも、同じようなテクニックが使われます。設計変更により過去の廃止になった部品に当てられていた番号は、消すのではなく、新規の番号を確保して、その新規番号に代替の新部品を割り当てるというテクニックです。
 
また、「登録IDを最整列して並び替える」なんてことは、一切、しません。そもそも、在庫ソフトにそのような機能も原則、ありません。
 
なぜなら、すでに紙に印刷した実物の台帳に保管されている登録ID番号までを、在庫管理ソフトで書き換えることは不可能だからです。
 
一般に在庫の台帳は小さな事業所でも数千種類の在庫部品があるので、台帳にあるその数千種の再チェックをするのは時間の無駄なので、並び替えはしません。もし在庫番号の並び替えをすると、「本当に並び替え後の番号が合っているか?」などのチェックの手間が生じます。
 
== 脚注・参考文献 ==