「ゲームプログラミング/デバッグ」の版間の差分

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一方、デバッグに参加している人のことを、たぶん和製英語で「デバッガー」といいます。
 
デバッガーは、なるべく、そのゲームの裏事情や開発事情などにも精通し、そして、そういった知識も動員しつつ、バグの起きそうな所をテストプレイで探して、バグを発見する必要があります。
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==== バランス調整されてからテストプレイが望ましい ====
β版などのゲームの基本的に、細かいテストプレイをしてい開始すのは作者がまだバランス調整を終わってないエリアが、そのエリアの(バグ発見などの)テストもまだ終わってない場面もありま後です。
 
文献『ゲームプランナー入門』によれば、ゲーム制作の流れは基本的に、
このようなバランス調整の終わってないエリアの存在する場合、できるだけバランス調整が終わったエリアから優先的にテストしたほうが効率的です。
 
:プロトタイプ→アルファ版→ベータ版→調整→デバッグ
の流れです<ref>吉冨賢介『ゲームプランナー入門』、P18</ref>。
 
なお、アルファ版とは、ゲームの全体像が分かる一部分を、「商品レベル」で作ることです<ref>吉冨賢介『ゲームプランナー入門』、P17</ref>。
 
ベータ版とは、会社によって意味が多少違いますが(たとえば『ゲームデザインプロフェッショナル』と『ゲームプランナ-入門』とで微妙に違う)、おおむね、とりあえずのゲーム最初からエンディングまでの完成間近をひととおり遊べる状態のことです<ref>『ゲームデザインプロフェッショナル』、P170</ref>。
 
 
α版などのゲームのテストプレイをしていると、作者がまだバランス調整を終わってないエリアが、そのエリアの(バグ発見などの)テストもまだ終わってない場面もあります。
 
もしアルファ版よう段階でテストプレイに協力しているら、バランス調整のまだ終わってないエリアの存在する場合、できるだけバランス調整が終わったエリアから優先的にテストしたほうが効率的です。
 
というのも、せっかく仮に、ゲーム中にあるバランス調整が終わってないエリアをテストプレイをしても、バランス調整後にそのエリアにおかしな所が追加されてないかをチェックする二度手間が発生してしまうからです。
 
文献『ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖』の中盤では、アルファ版あたりの段階でのテストプレイにも言及しており、ニュアンスは本wikiのこのセクションと違いますが、文献ではこの段階でのテストプレイではゲーム全体のクオリティにも気を配る必要があると説明しています<ref>蛭田健司『ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖』、翔泳社、2016年4月14日 初版 第1刷 発行、P80</ref>。ただし文献では、セクショナリズムに陥らないように他人の担当範囲も積極的にカバーしようという意味での「全体のクオリティ」という表現を用いています。