「高校生活ガイド/通信制」の版間の差分

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=== 高等学院 ===
ところで、よくテレビで宣伝している家庭教師派遣会社の最大手Tが「T式高等学院」というのをよく宣伝しています。この「高等学院」とは何でしょうか。
 
実は、これも通信制高校の「一種」ではあります。ただし、正確に言いますと'''「高等学院」は「高校(高等学校)」ではありません'''<ref>唯一の例外が[[w:早稲田大学高等学院・中学部]]</ref>。こうした学校の多くは'''サポート校'''と呼ばれ、専門学校・専修学校やT社のような教育関連企業が私立の通信制高校と連携して高校卒業までのサポートを行うことを目的としています。例えば、先ほどのT式高等学院は[[w:日本航空高等学校]]などと連携しており、レポートなどは日本航空高等学校などのものを利用します。
 
そのため、学歴的には「〇〇高等学院卒業」ではなく、〇〇高等学院と連携した「××高等学校卒業」となります。履歴書などで学歴を書くときには気を付けたい点です。
 
=== どの高校を選ぶか ===
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また、広域通信制は生徒のサポートが十分ではありません。というのも、たいていの場合はキャンパスとは名ばかりの、ビルの一室などを間借りしている程度でせいぜい全国展開している塾と同程度の規模しかなく、その上教員も一日2・3人程度(しかも、パートタイムで低賃金というのもあってかやる気も低い)しかいないことが珍しくありません。当然、何かあったときの対応はほとんど期待できません。
 
== 入学試験 ==
=== 入学時期 ===
通信制が高校中退生(ないし、留年から退学のおそれがある生徒)の受け皿になっている側面があるため、'''4月と10月の年2回'''入学を認めているところが多いです。そのため、通信制では卒業式と入学式が2回行われることがあります。
 
=== 入学試験 ===
入学試験はありません。中学校の調査書と入学届、その他必要書類を用意すれば合格です。一応、面接を課すところもありますが、これも不合格になることはほとんどありません。
 
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=== 学校行事 ===
通信制のみの生徒を対象とした行事はなく、全日制と同時に行事に参加することとなります。しかし、前述のように、出席の義務はありません。しかしとはいえ、もしあなたが少しでもいろいろな人に接したいと思うのでしたら、やはり可能な限り出席した方がよいでしょう。
 
なお、修学旅行だけは通信制の生徒はそもそも参加できないことが多いです。これは、修学旅行には学校に毎月修学旅行費を積み立てことを義務化していることが多く、通信制の生徒はその積み立ての義務がない分、参加も不可能になるためです<ref>こうした制度の学校は、場合によっては旅費をまとめて全額負担するなら参加可能とすることも稀にあります。</ref>。
 
== 通信制高校での学習 ==
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=== 学習内容 ===
全体的に全日制で学ぶことに比べれば、全体的にとても易しい内容です。基本的に教科書とそれに付随する学習書を見ればレポートは書けるようになっています。進学校中退生ならば自学できるレベルです。
 
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! 教科 !! 比較難易度
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| 国語総合 || やや易しい
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| 日本史・世界史 || やや易しい
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| 地理 || やや易しい
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| 現代社会 || やや易しい
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| 倫理, 政治・経済 || 同~やや易しい
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| 数学I || 非常に易しい