「高校生活ガイド/通信制」の版間の差分

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実は、これも通信制高校の「一種」ではあります。ただし、正確に言いますと'''「高等学院」は「高校(高等学校)」ではありません'''<ref>唯一の例外が[[w:早稲田大学高等学院・中学部]]</ref>。こうした学校の多くは'''サポート校'''と呼ばれ、専門学校・専修学校やT社のような教育関連企業が私立の通信制高校と連携して高校卒業までのサポートを行うことを目的としています。例えば、先ほどのT式高等学院は[[w:日本航空高等学校]]などと連携しており、レポートなどは日本航空高等学校などのものを利用します。
 
そのため、学歴的には「〇〇高等学院卒業」ではなく、〇〇高等学院と連携した「××高等学校卒業」となります。履歴書などで学歴を書くときには気を付けたい点です。なお、サポート校が専門学校・専修学校であった場合には独自の卒業証書も出してくれる場合があります。その場合には高校卒業資格は「××高等学校卒」、追加の学歴として「△△専門学校卒(または修了)」となります。
 
=== どの高校を選ぶか ===
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しかし、通信制高校は'''公立高校か地元の実績のある私立高校'''に併設されているものを選ぶのが無難です。というのも、IT化に伴って広域通信制高校が雨後のタケノコのように増えてきた一方で、そうした高校での不祥事も発生しています<ref>https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE28D6I0Y1A920C2000000/</ref>。無論、全ての新設広域通信制高校が不祥事を起こしているわけではありませんが、やはり、急増とマンモス化(例えば、有名なN高は2万人の生徒がいる)は教員の質を低下させている可能性が十二分にあります。
 
また、広域通信制は生徒のサポートが十分ではありません。というのも、たいていの場合はキャンパスとは名ばかりの、ビルの一室などを間借りしている程度でせいぜい全国展開している塾と同程度の規模しかなく、その上教員も一日2・3人程度(しかも、パートタイムで低賃金というのもあってかやる気も低い)しかいないことが珍しくありません。当然、何かあったときの対応はほとんど期待できません。特に、発達障がいや不登校などで'''心理的なケアやサポートが必要な生徒は、広域通信制は基本的に向いていません'''
 
広域通信制に向いている人は、次のような人です。
#とりあえず高校卒業という学歴だけが欲しい人。
#目標が明確で、自分が何をしたいか・何をするべきがが明確な人。
どちらも共通することは、通信制高校でのサポートを必要としない人です。言い換えると、進学・就職共に全く興味がないか、逆に進学・就職の目標のために邁進していてそれに関係のないものは一切不要という人でしょう。
 
サポートが欲しいという人は、'''サポート校か、通信制に詳しい人がいる塾・家庭教師・フリースクールを利用'''してもいいでしょう。後述しますが、完全に独学で通信制を卒業する人は2~3割ほどしかいません。
 
== 入学 ==