「高等学校政治経済/政治/国際政治」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
徴用工問題を追加。2022年度の教科書検定のマスコミ報道で、徴用問題が検定教科書に載っていることが報道されたので。
→‎日本の外交問題: 過去の版の記述部分に、徴用工に該当する記述があったので、統合。
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第二次世界大戦の戦時中に日本による侵略などによって被害を与えられたとされる韓国や中国・東南アジア諸国などへの賠償について、日本政府はサンフランシスコ条約や二国間条約(日韓基本条約など)などで賠償済みだという立場をとっているが、その日本の解釈を批判する外国があり、おもに韓国などの世論が、日本国を批判している。韓国の世論は、戦時中の日本が朝鮮人に与えたとされる「被害」について、日本に謝罪や賠償を要求している。
 
==== 労働者の「強制」動員・「徴用」問題 ====
また、戦時中の日本の工場や炭鉱などでの朝鮮人による労働についても、韓国の世論では、これを強制連行と主張する意見があり、日本を批判しており、韓国などが謝罪や賠償などを求めている。(※ 日本の高校「政治経済」の検定教科書で紹介されている。)
(韓国などは、)慰安婦問題とは別に戦時中、朝鮮半島などの労働者(男も含む)が、戦時中に日本に強制的に移住させられて(たとえば炭鉱など)働かされたこと問題であると、韓国などはこれ人権侵害であるとして問題だと主張している。
 
これを、近年のマスコミ報道などでは「徴用工」問題という(2022年に本文を記述)。過去、これを「強制連行」問題とも言った。(※ 2022年、報道された教科書写真では、まだ用語の名前が決まっていないようである。)
この賠償問題には慰安婦(いあんふ、いあんぷ)問題という外交問題がある。「従軍慰安婦」(じゅうぐん いあんぷ/いあんふ)問題ともいう。慰安婦問題とは、どういう問題かというと、戦時中に日本軍などは戦場ちかくの基地などで兵士の性欲処理のための売春婦を雇っていたのだが、韓国の世論などが言うには、この朝鮮人婦女が日本軍によって強制連行され奴隷的に性行為をされたのではないか、という韓国の疑念があり、韓国の世論などが、朝鮮人の慰安婦は強制連行された性奴隷(せいどれい、英:sex slave)だと主張している。
 
※ 2022年度の教科書検定の前から、この問題は紹介されている。
 
※ ただし、自民党政権は、「強制連行」という表現をあまり好んでおらず、2021年4月には「徴用」・「動員」などが適切だという閣議決定を(自民党は)出している。
 
:※ 思うに、「強制連行」という言い方だと、慰安婦の強制連行説との区別がつかなくて紛らわしいので、「徴用工」のほうが正確とは思う。実際、2022年度の教科書検定では「強制的に動員」という東京書籍の修正後の表現が検定を通過している。慰安婦は、べつに日本で働いたわけではないので、徴用工とは(似ている点もあるが)別問題なので
 
 
==== 慰安婦問題 ====
日韓の賠償問題には慰安婦(いあんふ、いあんぷ)問題という外交問題がある。「従軍慰安婦」(じゅうぐん いあんぷ/いあんふ)問題ともいう。
 
この賠償問題には慰安婦(いあんふ、いあんぷ)問題という外交問題がある。「従軍慰安婦」(じゅうぐん いあんぷ/いあんふ)問題ともいう。慰安婦問題とは、どういう問題かというと、戦時中に日本軍などは戦場ちかくの基地などで兵士の性欲処理のための売春婦を雇っていたのだが、韓国の世論などが言うには、この朝鮮人婦女が日本軍によって強制連行され奴隷的に性行為をされたのではないか、という韓国の疑念があり、韓国の世論などが、朝鮮人の慰安婦は強制連行された性奴隷(せいどれい、英:sex slave)だと主張している。
 
:※ 2010年台、自民党政権は「従軍慰安婦」ではなく「慰安婦」という表記を推奨しているが、しかし教科書検定では「慰安婦」の用語と紹介した上で、補助的に「従軍慰安婦」という表現を使った教科書が検定を通過している。
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(※ 範囲外? :) 2015年の日韓合意で慰安婦問題について日本の外務大臣は、戦時中の慰安所の「軍の関与」について「お詫びと反省の気持ち」を表明した。
しかし強制連行については、日本政府は(日本が慰安婦を強制連行したとは)認めていない。
 
 
=== 「強制」動員・「徴用」問題 ===
(韓国などは、)慰安婦問題とは別に、朝鮮半島などの労働者(男も含む)が、戦時中に日本に強制的に移住させられて働かされたことが問題であると、韓国などが主張している。
 
これを、近年のマスコミ報道などでは「徴用工」問題という(2022年に本文を記述)。過去、これを「強制連行」問題とも言った。(※ 報道された教科書写真では、まだ用語の名前が決まっていないようである。)
 
※ ただし、自民党政権は、「強制連行」という表現をあまり好んでおらず、2021年4月には「徴用」・「動員」などが適切だという閣議決定を(自民党は)出している。
 
:※ 思うに、「強制連行」という言い方だと、慰安婦の強制連行説との区別がつかなくて紛らわしいので、「徴用工」のほうが正確とは思う。実際、2022年度の教科書検定では「強制的に動員」という東京書籍の修正後の表現が検定を通過している。