「高等学校世界史探究/ヴェルサイユ体制下の欧米諸国Ⅰ」の版間の差分

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 アメリカ大統領:ハーディング(任:1921~1923)の提唱によって、1921年11月に'''ワシントン会議'''が開かれた。
 参加国は先の大戦の戦勝国である9カ国(米・英・日・仏・伊・中・蘭・ベルギー・ポルトガル)である。この会議の主な目的はウィルソンの『十四か条の平和原則』にも挙げられている軍備縮小であり、1922年に行われた'''海軍軍縮条約'''では、米・英・日・仏・伊の5カ国の主力艦保有比率が決められた。
 ここでの目的として、日本への牽制があった。戦勝国になった後、山東省の権益と南洋群島を獲得した日本は国際的にも脅威となりつつあった。1921年に行われた'''四カ国条約'''では、日英同盟が破棄され、また九カ国条約では石井・ランシング協定が破棄された。この流れに不満を覚えた日本はファシズム勢力に傾き、後の第二次世界大戦へと繋がっていく。
'''では、日英同盟が破棄され、また九カ国条約では石井・ランシング協定が破棄された。この流れに不満を覚えた日本はファシズム勢力に傾き、後の第二次世界大戦へと繋がっていく。
 
== 賠償金の緩和 ==