「アメリカ合衆国史」の版間の差分

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== 年表 ==
* 1492年:クリストファー=コロンブスによる新がアメリカ大陸「発見」に到達
* 1497~1498年:ジョン=カボットの北米探検
* 1499~1501年:アメリゴ=ヴェスプッチの南米沿岸探検
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== 植民地時代 ==
1492年,クリストファー=コロンブスによって新がアメリカ大陸は「発見」されに到達した。彼はこの土地を「インディアス」と信じ,先住の民を「インディオ(インディアン)」と呼んだ。しかし「発見」アメリカ大陸到達のはるか以前からこの土地にはモンゴロイドが住んでおり,彼らももともとは大昔に陸続きだったベーリング海峡を越えてユーラシアから渡ってきたのである。その後氷河期の終焉によってアメリカ大陸は閉ざされ,独自に発達してきたのである。
 
アメリカ大陸「発見」到達によって新旧両大陸ヨーロッパとアメリカの間で壮大な交流が始まった。これによってアメリカ大陸原産の産物は現代に至るまでに全世界に広がり,旧大陸ヨーロッパの文明がアメリカ大陸にもたらされた。それと同時に旧大陸ヨーロッパの伝染病がアメリカ大陸にもたらされて先住民は激減し,アメリカ大陸の風土病はヨーロッパ中に蔓延することになる。このように大きなものは文明から産物,小さなものは細菌に至るまでのさまざまなレヴェルでの交流を我々は「コロンブスの交換」と呼んでいるのである。
 
アメリカ大陸進出の先発隊となったコンキスタドレスたちはアステカ帝国やインカ帝国を滅ぼし,やがてアメリカ大陸の広大な部分を征服した。これに続いたのがイギリスやフランスといった後発の国々であった。とくにイギリスは熱心に植民を重ね,やがて十三植民地を築き上げるのである。
 
初期の植民地は本国政府とは無関係に建設されたが,のちに本国政府から特許状を与えられたり,他の植民地に併合されるなどして減少していき,独立革命前夜までには国王直轄下の王領植民地が増えていった。この王領植民地では現地住民の意思は国王や本国政府の判断によって握りつぶされることもたびたびあり,またそれぞれの植民地には国王の代理人として総督が政府によって任命されていた。とはいっても総督のもとに招集・解散される植民地議会の下院議員は白人男性による選挙で選ばれ,ときには総督の意向を左右するほどの大きな勢力を持っていた。