「学習方法/高校英語」の版間の差分

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* [[wikipedia:IPA_pulmonic_consonant_chart_with_audio|子音のIPAとその発音]]
== 参考書と単語集が基本 ==
高校英語の検定教科書は、2022年度でも独学用には作られていません(実物おらず、授業確認教師が解説するのを前提にしてあります)。相変わ英語の教科書は作ずでれています。
 
なので、予習復習や独学や受験準備などは教科書だけでは無理です。なので、受験準備などのために教科書とは別に高校レベルの参考書や単語集が必要ですので、早めに購入しておきましょう。
授業で教師が解説するのを前提にして、英語の教科書は作られています。好意的な見方をすれば、英語科目では検定教科書が問題集を兼ねているわけです。
 
たぶん、普通の高校なら、単語集なども購入させられると思います。もし学校で購入を指定されていなくても、高校基礎レベルでいいので、とにかく単語集を購入しましょう。高校では単語集がないと、まともに英語を勉強できないだろうと思います
なので、予習復習や独学や受験準備などは教科書だけでは無理です。なので、受験準備などのために教科書とは別に高校レベルの参考書や単語集が必要ですので、早めに購入しておきましょう。
 
検定教科書はべつに入試対策本ではないので、教科書にある単語の傾向は大学受験とは違っています。なので、大学受験を考えている人は、英語の勉強では検定教科書ばかりに深入りしすぎてはいけません。なぜなら検定教科書の話題や単語の傾向が、大学入試の傾向とは違います
たぶん、普通の高校なら、単語集なども購入させられると思います。もし学校で購入を指定されていなくても、高校基礎レベルでいいので、とにかく単語集を購入しましょう。高校では単語集がないと、まともに英語を勉強できないだろうと思います。
 
さらに言うと、大学受験に必要な単語は、英単語帳にかかれているので、検定教科書をみなくても大学受験に対応できるだけの単語力はつきます。
* 検定教科書は単語の傾向が入試とは違う
検定教科書はべつに入試対策本ではないので、教科書にある単語の傾向は大学受験とは違っています。なので、大学受験を考えている人は、英語の勉強では検定教科書ばかりに深入りしすぎてはいけません。なぜなら検定教科書の話題や単語の傾向が、大学入試の傾向とは違います。
 
たとえば「掃除機をかける」vacuumとか、高校教科書によっては記載されていますが、しかしこれは市販の受験対策用の単語集には見られない単語です。
 
さらに言うと、べつに検定教科書にある単語を別に全部マスターしなくても、市販の単語集を高校基礎レベルから受験レベルまで確実にマスターできていれば、共単語力に限ってなら十分に日本のやや難しめの大学に入学できる学力が身につく蓋然性(がいぜんせい)が高いでしょう。
 
ともかく、大学受験対策は、あくまで市販の参考書と単語集などで行います。
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検定教科書の「英語表現II」科目の実物を見比べると、どうも英語でのプレゼンテーションなどが指導要領などで目標に掲げられているようですが、しかし正直、高校生には英語プレゼンテーションは荷が重いでしょう。英語以外の教科の学習を考えると、高校段階では外国語でのプレゼンテーションの習得は非現実的です。
 
高校英語のプレゼンテーション単元も、中学英語の留学生との会話の単元などと同じで、実際の多くの高校の教育現場ではそれを実できる場面はまずないかと思います。
おそらく、予想される実態は、せいぜい、「プレゼンテーションなどで使われる単語やその語法を、書き取り練習したりして覚えよう」ぐらいの落としどころになるかと思います。
 
まあ、高校英語にかぎらず中学英語でも、教科書に書かれている事例と、実際の教育の事例とが異なるのは、よくあった事です。たとえば中学英語で留学生との会話シーンとか、よくありましたが、実際の日本の中学の多くには留学生にはいないのが普通でしょう。中学英語の修学旅行シーンなどで海外に行く際、教科書では中学生がペラペラと英語を話しますが、まあ現実の中学生の多くには無理です。
 
高校英語のプレゼンテーション単元も、中学英語の留学生との会話の単元などと同じで、実際の多くの高校の教育現場ではそれを実効できる場面はまずないかと思います。
 
2022年の時点では、文科省の英語教育の目標が、かなり高負担な内容ですので、大学入試の傾向とは検定教科書の傾向は、差が大きいかと思います。
 
昔から教科書と受験英語との間には差がありましたが、とくに近年、上述のように教育目標の負担増の理由で、入試との差異が大きくなっているだろうと思います。なので大学受験を考える人は、教科書の勉強だけでなく、うまく学習スケジュールを自己管理する必要があるでしょう。
 
 
=== 自己意見の英作文は入試に出づらい ===
「英語表現」(旧課程)または「論理・表現」(新課程)といった科目の教科書には、英作文またはそれと類似の課題があります。たとえば「○○について、60語程度で自分の意見を英語で書け」のような課題です。
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また、「自分の意見を英語で書け」ではなく「○○の説明を英語で書け」というような出題かもしれません。そのほうが客観的だからです。
 
 
もちろん、大学合格後の目標やそれ以外の進路なら高校卒業後の学習目標としては英作文は重要ですが、しかし、自分の意見やら説明を書かせるような英作文は大学入試ではあまり出題されない傾向だというリスクを自覚しておく必要があります。
 
大学入試に出やすい英作文とは、自分の意見の英作文ではなく、たとえば、すでに日本語の短文などが与えられたあとに「この和文を英訳しろ」といったような類の英作文です。むしろ20世紀の入試で「英作文」と言ったら、こういった和文→英文といった英訳文を書かせる問題でした。英訳文のほうが大学側が採点しやすいのです。
 
 
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そのほか、検定教科書には、英作文用に、たとえば日常生活の単元で「アイロンをかける」ironだとか、「掃除機をかける」vacuumとかあるのですが(啓林館の2年の教科書で確認)、しかし常識的に考えて、新共通試験でない個別の大学入試で、こういう単語が要求される可能性は低いでしょう。
 
念のため、検定教科書も出している東京書籍の市販の単語集『コーパス』シリーズを3冊とも確認しましたが、vacuumは見当たりませんでした。
 
 
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このような英語教師の場合でも、もし教科書ガイドを生徒が購入してあれば、辞書で調べる時間を、大幅に減らせることができます。教科書ガイドによって、空いた時間を活用することができ、単語の練習などの、より本質的な勉強ができるようになります。
 
 
== 英語勉強法マニアにならないように ==
ここに描かれた勉強法を覚えるよりも、まずは、とにかく、英単語の書き取りなどをすることのほうが重要です。勉強法マニアになっても、語学では価値がありません。勉強法を調べるよりも、実際に勉強してください。
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つまり、高校1年のあいだに、予習をして、「高校必修」(3000語レベル)およびレベルの単語集を、ひととおり書き写して、勉強してしまう必要があります。(覚えられるかどうかは別として。) 4500レベルまでいければ理想ですが、それが無理でも必ず高校1年のあいだに3000レベルを終わらせてください。これが終わらせられないと、大学受験の現役合格は難しいでしょう。一見するとハイペースですが、実は後述のように中学で習う単語が3000レベルには多いので、意外とラクです。
 
さらに、高校1年に「センター試験」レベル(4500語レベル)の勉強を始める理由は、実は「高校必修」レベル(3000語レベル)の単語のけっこう多くは、中学校で読みをならっていたりします。
 
たとえば senior(シニア、意味:年長の〜) という単語が、高校必修レベルであり、一見すると難しそうですが、実は、「高校」は英語で senior high school だと中学校で習うはずです。「中学校は英語で junior high school です。」などと中学校時代に習ったはずです。そのとき、高校は英語で「シニア ハイスクール」というと、授業で聞いたことがあるはずです。たとえ senior のつづりを書かせる問題が中学のテストでは出題しなくても、授業で「シニア」という単語を聞いたはずです。
 
このほか、外来語として日本語としても普及している単語が、多く、高校必修レベルの単語になっています。
 
高校必修レベルには、中学校できちんと5教科を勉強していれば、読みがある程度は身についているハズの単語が、多いのです。
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なので、とにかく、予習をして、単語集の先のほうへと進んでいくのが、合理的な勉強法なのです。
 
=== 単語の練習法の例 ===
かといって、いきなり高校1年で入試対策レベルの単語集を使っても効率が悪いので、まずは基礎レベルから例文・単語の書き取りをから始めるのが良いでしょう。
 
覚えきれなくても良いので、まずは各例文や各単語を1回ずつ書き写します。けっして、いっぺんに一つの単語を10回や20回も書いて覚えようとしないでください。高校の英単語では、中学での英単語の勉強方法とは、ノウハウが変わります。
 
単語集の例文を1冊丸ごと書き写すだけなら、休日を利用すれば、実は2週間くらいでも可能です。ですが実際の高校生では、他の科目の勉強もあるので、大変でしょう。ですが意外と単語の量は少ないので、とにかく各単語をひと通り、書き写してください。
 
読解練習や文法練習よりも先に、単語力を増やす練習が大事です。
熟語(じゅくご)集の暗記よりも先に単語集あるいは単語・熟語集の暗記を優先してください。
 
 
平均レベル・標準レベルの単語集の書き取りが終わったら、受験レベル・入試レベルなどの単語集も買っておいて、それを書き取り練習します。まだ、平均レベルの単語集を覚え切れて無くても構わないので、受験レベル(4500~5500)の単語集を勉強します。
 
高校生には、文法など、まだ習ってない部分もあるだろうから、理解できない例文もあるかもしれませんが、とりあえず例文を書き写しておいてください。
 
平均レベル・標準レベルの単語集の書き取りが終わったら、受験レベル・入試レベルなどの単語集も買っておいて、それを書き取り練習します。まだ、平均レベルの単語集を覚え切れて無くても構わないので、受験レベル(4500~5500)の単語集を勉強します。
もちろん、まだ単語をぜんぜん覚えきれていません。なので、これから、大学入学までに、何度も書き取りを復習します。
 
学生・受験生の勉強科目は、数学など、英語科目以外にもあるので、大変でしょう。ですが、うまくスケジュールを工夫して時間を作ってください。
 
そして、さらに単語を定着させるために、英文読解やリスニングなどの単語以外の他の練習もします。なので、まずは単語の書き取りを優先する必要があり、そのあとから読解練習などをする必要があるのです。
単語だけでなく、文法とか、読解とかも練習しないといけませんが、とりあえずは、単語の書き取りを、こんな感じで、何度か繰り返します。
 
そして、まずは書き取り練習をする以外に、英語の単語を頭に入れる方法は無いのです。
 
そして、さらに単語を定着させるために、英文読解やリスニングなどの単語以外の他の練習もします。なので、まずは単語の書き取りを優先する必要があり、そのあとから読解練習などをする必要があるのです。
 
=== 単語集のレベル別の利用法 ===
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逆に、4500語レベルの本には、そういう橋渡しが書いてないので、高校1年では4500語レベルは不適切です。
 
 
とにかく、広く浅くの書き取り練習でいいので、高校2年の終わりまでには、3000語レベルの単語集で高校の新出単語を最低1回でもいいので、ひととおり書き取りを終わらせなければなりません。
 
 
* スペル暗記の対象について
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なぜなら英作文や和文英訳で使わないからです。
 
桐原5500や、東京書籍4500の後半部の単語などは、実はスペル練習を後回しにしていいのです。せいぜい書き取り練習で1~2回ほど例文を書いて、おおよそのスペルと用法のイメージを頭に入れれば十分でしょう。
 
 
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仮に、上級レベルの単語のスペルを暗記させる問題を出す大学があっても、どうせ他の現役受験生の多くも解けない問題なので、実質的にスペル暗記は上級レベルでは無視していいでしょう。
 
一部の浪人生で文系専願の人なら解けるかもしれませんが、難関大を目指して4浪だの8浪だのしている連中と、現役生は張り合ってはなりません。
 
あと、TOEICなどの国際的な資格試験では普通、書き取りをしません。なぜなら採点の手間の都合で、TOEICでは選択問題ばかりです。大学側が入試で入学後のTOEIC対策などを考えた出題をしたとしても、スペル対策はもはや不要なのです。
 
 
実は実務でも、上級レベルの単語のスペル暗記は、需要が減っています。なぜなら、コンピュータの市販のワープロソフトには、自動的に単語のスペルミスを発見してくれる機能があるからです。そのような機能を「オートコレクト」といいます。
 
オートコレクト機能を作る米英のiT技術者ならばスペルの知識も必要でしょうが、それは米英人がしてくれる仕事ですので、日本人にはそこまでの必要がありません。
 
オートコレクト利用者としては、スペルミスをコンピュ-タから指定された際に、辞書またはネット検索で正しい語のありそうな場所を探せる程度に、スペルを大まかに把握していればいいのです。
 
このような大まかな把握のためにも、書き取り練習をする必要がありますが、しかし試験対策のためにスペル暗記までするのは不要ですし、スペル暗記は実務でも入試でもコスパがとても悪いです。
 
あと、TOEICなどの国際的な資格試験では普通、書き取りをしません。なぜなら採点の手間の都合で、TOEICでは選択問題ばかりです。大学側が入試で入学後のTOEIC対策などを考えた出題をしたとしても、スペル対策はもはや不要なのです。
 
英検でスペル暗記を使うかもしれませんが、しかし英検は日本でしか評価されません。
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正直、時間的に現役高校生が、桐原『データベース5500』と東京書籍『コーパス4500』または旺文社『英単語ターゲット1900』を使いこなすレベルにクリアするのは、高校3年間ではキツいと思います。たぶん多くの高校生は予想では3年生のときに「上級レベルの単語集の用法や用例を覚えている最中に、時間切れで、高校3年の卒業式を迎える」という結果になると思います。なぜなら、このレベルで、急に単語を覚えるのが難しくなるからです。かといって中級レベルまでしか勉強しないと、卒業後の実務のリーディングにも不便なので、上級レベルを高校3年で教えるのにも意義のあることなので、教育者には悩みどころなのでしょう。
 
==== 高校卒業後・大学 ====
さて、TOEICの高得点用の教材とか英検の1級あたりの教材の単語集とか、やたらと単語数を多くしているばかりで、ひどいものです。ああいった教材は、試験の傾向を確認するためだけに用いて、普段の語学力の養成には大学受験英語の上級レベルの教材をまずクリア後に、それを土台に辞書を使うほうが効果的でしょう。
 
さて、受験用の上級レベルの単語集の本当の便利な使い道は、大学合格後などにおける英語の勉強での活用でしょうか。たとえるなら歴史の勉強で、山川出版社のぶあつい参考書の『詳説研究 世界史』と『詳説研究 日本史』を読むような感じでしょう。
 
 
さて、受験範囲ではないですが、桐原『データベース5500』を超えたような、さらに高度な単語を勉強したい場合、そろそろ辞書による勉強が有効になってきます。英和辞典だけでなく和英辞典も買い揃えましょう。
 
和英辞典を使えば類義語を調べるのに便利です。
 
TOEFL教材や英検1級教材などで傾向だけ確認して、あとは辞書へGOの勉強です。もちろん時間が掛かります。なので、大学などで英語以外(たとえば経済学や理系学問など)を専攻している人には、当面は不要な勉強法だと思います。
 
経済学でも法学でも理系でも何でもいいですが、それら専攻の分野である程度の大卒レベルの自信ある学力をつけたあとのステップアップあたりで、ようやく英語を勉強するのが安全だろうと思います。
 
=== 大学受験に必要な単語量について ===
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具体的には、まずは3,000-4,500語程度を使いこなせることを目指すのがよいだろう。
 
 
=== 単語の小テストばかりを受けても、復習しなければ単語力は身に付かない ===
学校や塾で、単語の小テストを受けさせられる場合もあるでしょう。「単語集の○○ページから△△ページまでを小テストで出すので、書き取り練習して覚えるように」という小テストです。
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中学校で、すでに大まかな文法の枠組みは習っています。2022年では、仮定法すら中学校で習っているはずです。もはや高校で習うのは、無生物主語など若干の単元と、あとは仮定法過去完了だとか、現在完了進行形とか、そういった合わせ技のような単元ぐらいです。
 
そういった合わせ技は、それほど熱心に勉強しなくても、参考書などにある単語を数回ほど書き取りしていったり、入門的な問題集などで問題練習すれば、普通に習得できます。
 
=== 細かなニュアンスの違いは覚えなくて良い ===