「高等学校世界史探究/第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成 学習のポイント」の版間の差分

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'''フーヴァー=モラトリアム'''(Hoover Moratorium <ref>橋場弦 ほか監修『WORLD HISTORY for High School 英文詳説世界史』、2019年10月15日 第1版 第3刷発行、P.355</ref>)
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* アメリカ
1931年にアメリカのフーヴァー大統領(共和党政権)は、賠償金支払いを1年間延期させる猶予を与える'''フーヴァー=モラトリアム'''(Hoover Moratorium <ref>橋場弦 ほか監修『WORLD HISTORY for High School 英文詳説世界史』、2019年10月15日 第1版 第3刷発行、P.355</ref>)を宣言したが、あまり効果が無かった。
 
アメリカでは、1933年の選挙でフランクリン=ローズヴェルト(民主党政権)が就任して、ニューディール政策により(※ 中学で習ったとおり。)、農業調整法 (AAA) や全国産業振興法 (NIRA) を制定したり、土木公共事業としてテネシー川流域開発公社 (TVA) を設置して公共事業を行った。また、ワグナー法で、労働者の団結権を認めた。
 
 
なお、フランクリン=ローズヴェルト政権は外交では、キューバの独立を認め、「善隣外交」(Good Neighbor policy <ref>橋場弦 ほか監修『WORLD HISTORY for High School 英文詳説世界史』、2019年10月15日 第1版 第3刷発行、P.356</ref>)と呼ばれた。(「善隣外交」という名前は、おそらくセオドア=ローズヴェルトの「棍棒外交」への皮肉だろう。)
 
善隣外交に方針転換した背景として、不況対策として、アメリカの地元のカリブ海諸国との経済的な結びつきを強固にしたかった、と思われる。(ドル=ブロック)